(この記事は、2023年1月18日に更新されています。)
- 『私の子育てが間違っていたのか?』
- 『厳しく育て過ぎたのか?』
- 『仕事が忙しくて構ってあげられなかったから?』
- 『母子家庭だから?』
あなたも、お子さんが不登校になってから、今までの子育てについて振り返り、考えてこられたのではないでしょうか?
今回は、『不登校のお子さんの親の特徴』について書いていきます。

こんにちは、しのさんです!
こちらの記事をお読みいただき、ありがとうございます。
今回は、少し耳の痛い内容かもしれません。
しかし、不登校を克服するためには、目を向けなければならないことです。
お子さんの不登校でお悩みの方の助けになれば幸いです。
この記事を書いている私は、不登校克服を専門に15年以上活動されている指導の先生の元、復学支援に携わっています。
私自身、2016年より復学支援に携わり、200家庭以上の復学に携わりました。
実際に不登校のお子さんや親御さんとも直接関わっていますので、現場目線で事実に基づいてお伝えします。
GoTodayや指導の先生についてはこちらをご覧ください。
目次
お子さんが不登校になりやすい親御さんの特徴は?

結論からお伝えしますと、
- 過保護・過干渉
- 子ども上位
- 心配性で先回り
- せっかち、子どもが自分でやるのを待てない
などです。
つまり、「心配性で先回りして、お子さんに考える時間を与ない」という親御さんが多いです。
えっ?他のご家庭の不登校になっていない親御さんは、違うの?
と思われるかもしれませんが、不登校になるお子さんも、不登校にならない親御さんも、同じように叱ったり、声かけしたりしています。
それでは、なぜうちの子だけ不登校になるのか?というと、お子さんの元々の性格が違うためです。
不登校になりやすいお子さんの性格特性をまとめた記事になります。
もしよければ合わせてお読みください!
お子さんの性格に対する対応・子育てが合わなかった。と考える
はじめにお伝えしますが、こちらのブログでお伝えしたいことは、誰も悪くはなく、誰も責められることではないということです。
- 不登校になったのは、子どもの性格の問題なのか?
- 何かの脳の問題で病気なのか?
- もしかして自分の何かがいけなかったのか?
と試行錯誤して様々な支援機関に相談に行かれている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ネットでどの情報が正しいのか?
またこの方法は本当に不登校問題を解決してくれるのだろうか??と分からなくなっているかと思います。
『朝から寝るまで、言い過ぎてきたなぁ、心配性だったなぁなどお母様に自覚がある場合と、特に普通にしてきたつもりだけど・・・?』
と思われる場合があります。
いずれにしても、兄弟いても1人だけ不登校になることがほとんどですので、お子さんの性格も関係していることも確かでです。
過去に原因を求めたり、自分を責めたり、他人を責めたりしても改善・解決には至りません。
これからどうしたら、この子を学校に戻すことができ、子どもが学校生活を楽しめるようになるのか、そちらにフォ-カスしていくことが大事です。
なので、「子どもの全ての行動は親の育て方による」と考えると不登校は早く克服できます。
この考えが復学率100%の私たちが考える不登校克服に対する結論になります。
まとめ
■過保護・過干渉、子ども上位、心配性で先回り、せっかち、子どもが自分でやるのを待てない。「心配性で先回りしてよく喋る」親御さんが多い。
■お子さんの性格に対する対応や、育て方が合わなかったと考える。
■「子は親の鏡」と考えて、自分自身の言動を振り返ってみる。
なんでも聞いてくる子になっていませんか?
実際にあった例をお伝えしますと、
「あれしていい?」
「これしていい?」
「これ食べてもいい?」
など、なんでも母親に聞いてくることはありませんか?
これらは、
「あれしなさい」
「これしなさい」
「こうした方がいいんじゃない?」
などの言葉かけをしてきたお母さんが多く、子どもが自分で考えて行動する。という機会が少なく、主体的な力が養われなかったと考えます。
学校では自分で考え行動する場面が多いですから、主体的に行動していかなければいけません。
小学生のうちは友達や、先生がサポートしてくれるでしょう。
しかし、中学生になると、学校の先生も教科ごとに変わったり、部活なども始まり、友達などの人間関係も複雑になります。
全て回りがサポートしくてくれるとは限りません。
そのため、学校がどんどん居心地の悪い場所になり、何もしなくても過ごすことができる家に居続けたいという思いになるでしょう。
はじめは、「時間が経ち、エネルギーが溜まればすぐに学校に行くようになるだろう」
など思っていると、時間だけがすぎてしまい、学校に行かなくなった原因を探すかと思います。
「いじめられたのか?」
「給食が食べれないのか」
「授業についていけないのか」
他にもたくさん子どもに休む理由を聞くかもしれません。
子どもから、
「いじめられた」
「給食がいや」
「先生が怖い」
「音楽が苦手」
など話してきたら、なんとかそれを変えようと
「給食の配慮をしてもらう」
「友達や先生にも配慮してもらう」など、
人のせいではないですが、他者に解決方法を見つけようとします。
このような場合でも、どのように考えるべきかというと、
「給食を食べられない子に親が育てた(子どもの好みの食事にしていた)」
「友達と仲良くできない子どもに育ててしまった(なんでも子どもに合わせてきたので子どもが友達に合わせられない)」
「心配性の子どもに育ててしまった(子どもが失敗しないように先回りしてやってきた)」
というように考えていけば、子どもが自立して、復学するかどうかは、親の対応や考え方が大きな要因ですから、他者を変えたり環境を変えたりするよりも時間も早く簡単です。
まとめ
■子どもが自立していないのは、子どもが自分で考えて行動する。という機会が少なく、主体的な力が養われなかったと考える。
なぜ不登校克服のために母親の特徴を載せるのか?
なぜ不登校克服のために、子どものことではだけではなく、母親の特徴をのせるかというと、「子どもがとっている全ての行動や言動は親の育て方による」と考えているからです。
子どもたちは、生まれてから約10年しか経っていません。
厳しい言い方になるかもしれませんが、悪いところがあるとすれば、誰かがそのように育てた。と考えます。
「気にしすぎの子に」
「なんでも心配する子に」
「わがままな子に」
「友達と交わりにくい子に」
このような性格の子に育ててしまったと考えます。
【お子さんが不登校になりやすい親御さんの会話例】
それでは、【お子さんが不登校になりやすい親御さんの会話例】を紹介いたします。
子どもが自分で何かやろうと思っていても、待ちきれず、子どもが失敗しないように、先回りして言葉かけをします。
例えば、平日の朝、
「早く起きなさい」
「ご飯食べないと冷めちゃうよ」
「宿題やったの?」
「忘れ物ない?」
など。
ご主人も仕事に出る時間なのに、ご主人のことは気にも止めず。
学校から帰ってきても、
「宿題はやったの?」
「習い事の時間じゃないの?」
「早くお風呂に入りなさい」
「早く寝ないと明日起きれないよ、」
など
心配して子どもの問題にも干渉し過ぎて、子どもは口が動かず、首を降っていればいいという子育てをしている親御さんも多いです。
子ども自身がどうするかを考える機会もなく「自立と協調性」が育まれないのです。
宿題をやらないで怒られるのは子ども自身です。
風邪を引いて辛いのは自分です。
100回口で伝えるよりも本当に辛い経験を1度した方が良いのです。
このように家庭内での対応を変え子どもの性格を改善していくことによって不登校を克服していきます。
まとめ
結論、不登校になりやすい親の特徴は、
《過保護・過干渉》《子ども上位》《心配性で先回りする》《せっかちで子どもが自分でやるのを待てない》「心配性で先回りしてよく喋る」ということです。
今回は、一つの例をお伝えしましたが、もちろんこれに限ることではありません。
私たちの指導では、お母様の対応やお子さんの性格も見ながら、一つ一つお伝えしていきます。
「親が変われば子は変わる」
これは本当です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
こちらのブログでお伝えしていることは、基本的な考え方になりますので、ご家庭によって対応が変わる場合があります。独断で対応されないことをお勧めします。


そもそも母親だけのせいにしている時点で古い考えだと思います。ご主人も仕事に出る時間なのに気にも止めずって。
今共働きの家庭がほとんどなのに専業主婦が前提なのがすごい。
S.T様
初めまして。
ご貴重なコメントいただき、ありがとうございます。
S.T様は「専業主婦が前提なのが」と書いてくださっていますが、実際に、復学支援を受けられる9割以上のご家庭が共働きのご家庭ですので、専業主婦を前提に書いてはおりません。
「母親」が変わる。と、強調していますので「母親」だけが悪いと捉えられても仕方がないかと思います。
ただ、お伝えしたいことは「母親」が悪いということをお伝えしたいのではなく、「母親」は子どもにとって一番身近な存在であり、一番影響を受ける存在であるということです。
お子さんは親の言動をよく見ています。
特に不登校になるお子さんは感受性が強いお子さんですから、母親の言動や考えはお子さんに影響を与えます。
もちろん、私たちは父親に対しても対応を変えていただくように指導させていただいております。
一概には言えないと思いますが、確かに子供のうちは父親より母親の影響を受けやすいのは確かだと思います。接する時間も長いのが母親です。
だから、母親を強調したのだと捉えてます。良くも悪くも母親の影響を受けやすいと言うことです。
私の子供は今年から高校一年生ですが中学の頃不登校ということもあり通信の高校にしました。これから不安ですが…
私の妻は、高校の頃不登校になり、通信で高校の資格を取ったようです。私は、どちらかと言うと真逆で皆勤賞に近い感じで普通に学校に行くことが当たり前でした。大学もでてます。子供を見てると、現状が不登校でしたから、母親の影響は大きかったのかなと思ってます。その価値観で子供に接することでその方向に向いてしまったのだと思ってます。親が培ってきた生活が子供に影響が出ますよね。
無理に私の価値観生活にすることではなく今と向き合いながらいい方向に導いてあげればいいと思ってます。
>>ご主人も仕事に出る時間なのに、ご主人のことは気にも止めず。
まずここに違和感を覚えます。朝が忙しいのは父親も母親も同じです。協力してやっていけばいいと言う考えがあれば、このような発言にはならないのではないでしょうか。
そしてやはり母親1人が悪いというお考えが文章から伝わってきます。母親だけに完璧を求めるのは、母親が1番子供の身近にいるという理由だけでしょうか?
不登校の原因は家庭にもあるのは否定しませんが、また家庭だけにあるとも言い切れません。
理不尽ないじめにあったり、教師の言動に疑問を感じて学校に行けなくなる子供もいます。恐らくいじめる側にも家庭内の問題があるのでしょう。
そう考えると、不登校の原因はやはり「家庭」なのかもしれませんね。
yw様
コメントいただき、
ありがとうございます。
「母親1人が悪いというお考えが文章から伝わってきます」
とのご意見ですが、
そのように感じられたということですね。
「母親だけに完璧を求めるのは、母親が1番子供の身近にいるという理由だけでしょうか?」
とのご意見ですが、私どもの復学支援は、ご夫婦で協力していただくことを必須にしております。
面談でもできる限りご夫婦でお越しいただくようにお願いしています。
また母親だけに完璧を求めると書かれていますが、
完璧な子育てを求めているとは書いておりません。
それぞれのご家庭に合った形で、
子育てをしていただけたら良いと
思っております。
子供上位が子供にとって良くないということですよね。私も旦那より子供優先で育ててきました。何でも先回りして、子供が失敗しないように、完璧に連絡帳をチェックして朝の忘れ物チェックを手伝うなど過干渉であることを分かりつつ心配の方が先に立ってしまい我慢できずに、何もかもに手を出していました。よく言うことを聞き、よくしつけられた良い子供で典型的な親にとって都合の良い子です。不登校はありませんが、小学校では自主性がなく、言われないと何も出来ない子供です。
親自身が変わらないと、私は理解できます。
ADHD、ASDのある子ですが、難しいです。声がけには 気をつけてます。例えば、
宿題何時にする予定なのか?命令口調は、言わないよう気をつけてるつもりです。でも、テスト期間近くになると、心配で心配でたまりません。勉強しないのですから。提出物も守りませんし。発達障害がある場合、ある程度過保護になってしまうのではないのか?
ゆき様
コメントいただき、
ありがとうございます。
診断を受けていないお子さんでも、忘れ物や宿題をしないお子さんはたくさんいますし、診断を受けている・受けていないに関わらず、過保護になってしまう親御さんは、過保護になります。
10代の頃、不登校で摂食障害でした
私の母の特徴同じでびっくりしました!
「もう朝よ!起きて!」から始まり、
「何で朝の準備を夜にしておかないの!」
「今日も遅いよ!」
「早く朝ごはん食べて!歯磨きして!」と
立て続けに言ってくる人でした
わたしも、ハイハイ、と無表情でやり過ごし、コミュニケーションはありませんでした。
(母はコミュニケーション取ってるつもりだとおもいますが)
不登校の母って過干渉だし、父親は無関心ですよね。
やはり、子育ては父より母の影響が大きいと思います。いくら父が子育てに参加しても母がダメだと子育てに影響する、、
今、妊娠中ですので、この記事を参考にして子育てしたいと思います
ありがとうございます
まやこ様
コメントいただき、
ありがとうございます。
こちらの記事を参考に参考にしていただけるとのこと、
これから子育て頑張ってください。
大変な時期だと思いますが、
ご自愛くださいませ。
我が子ではありませんが、知っている方のケースがまさに書いてある通りで驚きました。
読んでいて腑におちました。
周りに原因を探す方が多いように思いますが、原因は内にあると思っていました。