(※このページは、2023年8月30日に更新されました)
- 『うちの子は、どうして不登校になったのだろうか?』
- 『いろんな機関に相談に行ったけど解決しない』
- 『子どもがどんどんわがままになっている』
- 『遅刻や時々休んだりしていて継続登校ができない』
- 『親に依存していて、親から離れられなくなっている』
我が子には元気に学校に行って沢山の仲間に囲まれて、イキイキと人生を楽しんでもらいたい。本来、親はそう願うものです。
あなたも、お子さんが不登校になり、いろいろな相談機関や医療機関に行かれたりネットで調べたりしてきたのではないでしょうか?
今回は「不登校の原因」について書いていきます。

こんにちは!しのさんです。
こちらの記事をお読みいただき、ありがとうございます。
出口の見えない暗いトンネルの中にいるような気持ちで過ごされている方もいらっしゃると思います。お子さんも、親御さんも必ず不登校を乗り越えられると信じてください。
お子さんの不登校でお悩みの方の参考になれば幸いです。
この記事を書いている私は、不登校克服を専門に15年以上活動されている指導の先生の元、復学支援に携わっています。
私自身、2016年より復学支援に携わり、200家庭以上の復学に携わりました。
実際に不登校のお子さんや親御さんとも直接関わっていますので、現場目線で事実に基づいてお伝えします。
GoTodayや指導の先生についてはこちらをご覧ください。
不登校の原因は?

結論からお伝えしますと、
- 子どもの性格が学校生活(社会生活)をしたり、人間関係を築いていく上で少し偏りすぎている性格になっていて、学校生活(社会生活)に適応できない子になっているから
です。
そして、厳しい言い方になりますが、『このような性格の子に親が育てた』と考えます。
つまり、『不登校の原因は学校にあるのではなく、家庭(親の対応)にある』と考えることです。
ですので、親が変わることで、子どもの性格も変わり、「学校に(社会)に適応できる力を子どもが身につけること」で学校に行けるようになります。
この考え方が、復学率100%の私たちが考える不登校克服に対する結論になります。
親が悪いと責めている訳ではありません。
親は誰でも初めから完璧な子育てをすることはできません。失敗しながら親として学び、成長していくものだと思うからです。
その過程で子どもの元々の持っている性格と親の対応が子どもの性格に合わなかっただけなのです。
自分は親としてはきちんと対応していると思っていても、親としての意識や姿勢、子どもの接し方に間違いがあれば、子どもに表れます。
子どもの育て方に問題があったのであれば、その問題で自分を責めるのではなく、子どもの不登校を通じて「親はいかにしてあるべきか」を学ぶ大切な機会であると考えることが大切です。
学校に行っていない子の性格を見ますと、学校生活やこれから社会生活を送るには少し偏りすぎています。
不登校になりやすいお子さんの性格をまとめていますので、こちらも合わせてお読みください。
同じ兄弟でも、弟は学校も問題なく通っているけど、兄は不登校になっているなど、兄弟でも一人だけ不登校になっているケースがほとんどです。
そのようなケースですと、親の育て方が原因ではないのではないか?と思われるかもしれません。
しかし、同時に不登校になっていなかっただけで、他の兄弟も不登校になる可能性があります。
お子さんの性格も兄弟でも違いますが、不登校になりやすいお子さんの性格に多く当てはまっている場合は、今後不登校になる可能性が高いです。
まとめ
■不登校の原因は子どもの性格形成に問題があり、学校生活(社会生活)を送れない性格の子に親が育ててしまったから
■不登校の原因は『家庭』にある。と考える
■子どもの性格と育て方が合わなかったと考える
子どもに不登校の原因を聞いても分からない
不登校に原因を子どもに聞いてもは分かりません。
なぜかというと、その時々によって子どもの主張も変わり、原因だと思っていたものを排除しても学校には戻れないケースがあるからです。
具体的な話をしますと、
- 友達と喧嘩した
- クラスメイトが嫌なことを言う(言っているように感じる)
- 給食が食べれない
- 先生が怖い
- 朝起きれない
- 学校まで遠い
- 朝気持ち悪くなる
など、あると思います。
低学年になるほど、聞く度に違ったり、その原因だと思っていたものを排除してもまた次から次へと出てくることはないでしょうか?
本当は、子どもも何故行けないか本当の深いところはわからないのです。
親や先生が聞くので子どもは何か答えなくては、と直接的な原因を感じたまま、又は思いつくまま言います。
こちらで支援を受けた方の中にも、
- 子どもが転校すれば行けると言ったので、転校先の学校の近くに家を借りて転校したけれど、1日もいけなかった。
- 子どもが休み始め、学校までの距離が遠いと言っていたので引っ越して近くに引っ越したが、結局登校できなくなってしまった。
- 担任の先生が嫌で不登校になってしまったので、新年度から先生の担当する学年を変えてもらったが行けなかった。
など、相談に来られる方でこのようなケースは多くあります。
まとめ
子どもに不登校の原因を聞いたり、探しても根本的な解決になりません。
よくある質問:本当に病気の可能性もあるんじゃないの?
- 「本当に病気の可能性もあるんじゃないの?」
このような疑問ももたれている方もいると思いますが、 病気についても、最近は学校で何か問題があったり、周りのお子さんと違う特性があるとすぐに病気を疑われたり、病院への診断を勧めることも多いですね。
しかし、不登校になり初めは、本人も親も焦りやイライラが募り、子どもは信じられない行動を取ったりします。
例えば、包丁を持ち出して、「死ぬ!」と行ったり、家中を荒らしたり、発狂したり。
このような症状で心療内科等の病院にいくと発達障害、朝起きれない場合は起立性調節障害などの病名がついてしまいます。
また親御さんも病院の先生の言うことならと信じてしまい、病人扱いしてしまうことで神経系に影響のある薬を飲ませたりしてしまうこともあり、薬に依存してしまう体質を作ってしまうことです。
私たちの支援を受けたお子さんの半数近くは、何かしらの病名がついていますが、そのようなお子さんも私たちの支援で全員復学しています。
よくある質問:親が対応を変えるだけで登校するようになるのでしょうか?
- 親が変わるだけで学校に行けるなんて簡単じゃないか?
と思う方もいるかと思いますが、結論をお伝えすると、対応を変えるだけでは学校に復学することはできません。
※まれに対応を変えるだけで登校するお子さんもいます。
親の対応を変え、子どもの性格を変えるのは、再登校後に継続登校し、年齢相応の自立をさせるためです。
学校に戻るためのきっかけ作りは第三者である私たちが、適切なタイミングで登校に向けてお子さんの気持ちを引き出します。
つまり、親の対応を変えるのは、継続登校や自立のための準備になります。
歯医者で例えると、虫歯にならない歯磨きの仕方や習慣を教えますので、身につけていただいた上で、私たちが虫歯を治しますというイメージです。虫歯を治した後が重要ですので、再発しないように私どもは具体的に毎日対応をお伝えしています。
お子さんの不登校でお悩みの方は、諦めずにご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


こんにちは。
3兄妹の子どもを持つ看護婦をしている母です。
長男(現・高1)次女(小4)の不登校で4年悩んでいます。長男はどうやこうやで行ってますが、次女はどう対応していいかわからずの今現在にいたり育児書や占いだったりと藁をもつかみたい思いでした。そしてやっとこちらの本を昨日発見。全くうちと一緒だ~っと共感でした。理由なき不登校。カウンセリングもうけましたが結局どうしていいかわからず、行ったかと思ったら行けなかったり、主人に相談しても私のせいだと言われ私のメンタルが崩れ別居となりました。
今は無理矢理でいいから連れてきて下さいと先生から言われており、学校まで送り玄関まで行くのですが帰ろうとするので先生が押さえつけてる状態です。しばらくするとケロッと何事もなかったように過ごしてるそうです。
悩み疲れました。
宿題、時間割、忘れ物、早く寝ないなどやれない結局母親のせいにされるんですよね
それが嫌で過保護になってたと思いました。
U.C様
書籍、ブログをお読みいただき、
コメントも書いていただきありがとうございます。
現在の状況拝見いたしました。
不登校は子どもの性格も関わっていますが、周りにはあまり理解されず、悩まれている親御さんも沢山いらっしゃいます。
ご存知かと思いますが、
お問い合わせよりご連絡いただけましたら、復学支援の面談など行っております。