●遅刻が当たり前の状態になって朝から登校する気配がない
●起立性調節障害の診断を受けているので、遅刻は仕方がないのか迷っている
●朝は声掛けしても全く起きる気配がない
朝から登校できるようになるにはどうすれば良いのか。
無理に促せば反発されるし、遅刻が続くと学校とのやりとりも増え、親御さん自身も「このままで良いのか」と悩みが尽きないですよね。
このページでは、【遅刻が続く場合のGoTodayの考え方】や、【朝から遅刻せずに継続登校できるようになるための方針】をお伝えします。
GoTodayの考え方
Go Todayでは、起立性調節障害の診断がある・なしに関わらず、【親御さんの考え方・関わり方を変えること】で、お子さんが自分で考えて行動できるようになれば、最終的には朝から登校できるようになると考えています。
とはいえ、遅刻が続いていると「とりあえず行けているだけでも良いのか、それとも朝から行けるように促すべきか」と迷いますよね。
親御さんも、声かけの仕方を変えたり、生活リズムを整えようとしたり、これまでいろいろ試してこられたと思います。
中には、完全不登校の状態から遅刻でも登校できるようになり、「朝から行かせようとして、また学校に行けなくなるのではないか」と不安に感じる方もいると思います。
Go Todayには、起立性調節障害の診断を受けているお子さんの相談も多く受けていますが、これまで関わってきたお子さんは全員、最終的には朝から登校できるようになっています。
◾️遅刻が続くお子さんの特徴
遅刻が続くお子さんのケースは、ご家庭によってさまざまですが、よく見られる特徴は次のようなものです。
支援が始まると、こうした状態に対応できるよう、親御さんに具体的な関わり方をお伝えしています。
● 朝、声掛けても全く反応がない
● 起き上がっても体がだるそうで動けない
● 「起立性調節障害」の診断を受けていて、遅刻に対する罪悪感がない
● 本人は「遅刻でも行けているだけマシ」と思っている
● 先生からも「来れるときに来れれば良いよ」と言われ、お墨付きをもらっている
● 休日は朝起きれたり、友達とも元気に遊んでいる
また、遅刻が多いお子さんの中には、部活や学級委員などの活動にはしっかり参加するケースもあります。
友達もいて、勉強もそこそこできる。
そのため、「遅刻している」こと自体を本人もあまり問題視していないことが多いです。
さらに、起立性調節障害の診断を受けていると、周囲の大人も「遅刻は仕方ないこと」と自然に受け入れてしまうことがあります。
なので、そのような「遅刻は仕方がない」という考え方から「学校は朝から登校する場所」というように考え方に変化が起きるように親御さんには対応を変えていただいています。
◾️朝から通える子に
Go Todayでは、「遅刻でも学校に行ければ良い」とは考えていません。
将来的にお子さんが自立して生きていくためには、次の3つの力を身につけることが重要だと考えています。
●決まった時間に行動する力
●やるべきことを継続する力
●他人と協力しあい適切に関わる力
遅刻が当たり前になっていたり、学校で受け身のままだと、これらの力を身につけるのが難しくなります。
学校に通うことは目的ではなく、学校生活を通じて子どもが社会で生きていく力をつけることが目的。
そのためにも、「親が変わる」ことを通じて、遅刻の習慣を改善し、朝から通えるようにすることが大切だと考えています。
次に、遅刻が続いている状態から、朝から登校できるようになるためのGoTodayの方針をお伝えします。
GoTodayの方針
遅刻が続いていると、毎朝親御さんが振り回されてしまいますよね。
「起きないから何度も声をかける」
「今日は行くの?行かないの?って確認ばかりしてしまう」
「急に『やっぱり行く』と言い出して、慌てて準備する」
「結局行かず、学校に連絡を入れる」
こんなやり取りが続くと、親御さんも疲れますし、お子さん自身も「ギリギリまで悩めばどうにかなる」と考えてしまい、朝からの登校が定着しにくくなります。
大切なのは、親が「どうにか行かせよう」とするのではなく、お子さん自身が「遅刻せずに行く必要がある」と感じ、自分で動けるようになることですよね。
Go Todayでは、朝の対応から親御さんに変えていただくことで、お子さんが「行く・行かない」を自分で考えて行動できる習慣をつけていきます。
そのために、親御さんが迷わず対応できるよう、朝から相談できる体制を整えています。
●「今こういう状況ですが、どう対応すればいいでしょうか?」
●「急に『やっぱり行く』と言い、送ってと言われたけど、送迎した方がいいですか?」
といった具体的な相談に、その時々の状況に合わせた対応を、その時にアドバイスします。
親御さんが落ち着いて対応できるようになることで、お子さんへの声掛けや学校との連携もうまく進み、「朝から登校する流れ」を作っていきます。
それでも朝から登校ができない場合、親御さんの希望があれば、私たちが直接お子さんに会いに行き、話をすることも可能です。
遅刻で登校している場合は完全不登校と違い、学校の様子や勉強面についても全くわからない状況ではないので、比較的早めに朝からの登校に持っていくことが可能です。
詳しくは面談の際にご説明しますが、お子さんが自然と朝から通えるようにサポートしていきます。
事例・体験談
準備中
下記のページで小学生・中学生それぞれ分けて体験談を紹介しています。
GoTodayの復学支援
Go Todayでは、各ご家庭ごとの状況を面談で詳しくお伺いし、お子さんに合った対策を考え、具体的な指導を行っています。
●遅刻がなかなか改善しない
●遅刻では行けるようになったけど、朝からは行けない
●どう対応しても進展がなく、親御さんだけではもう限界を感じる
こうした状況でお悩みの方は、ぜひご相談ください。
お子さんが朝から自然と登校できるように、一緒に進めていきます。


遅刻が多く、朝から登校できず困っている親御さんからよくある質問
- うちの子は毎朝遅刻ばかりで、ひどい時には午後からしか登校できません。Go Todayでは、このような遅刻の多い不登校に対してどのように支援しますか?
- はい、「完全な不登校ではないけれど、朝がどうしても動けない」「午後からしか登校できない」というご相談はとても多くいただいています。
一見すると「通えているのだから大丈夫」と思われがちですが、親御さんにとっては、
「このまま続いたらどうなるのか」
「ちゃんと朝から通えるようになるのか」
という不安を強く感じていらっしゃると思います。
Go Todayでは、「遅刻のくり返し」や「午後から登校」は、自立心がまだ育まれていないないと捉えます。
・朝になると体が重くなる
・学校に行く理由が見いだせない
・自分で自分を動かす力がまだない
こうした状態で無理に「早く起きなさい」と言っても、親子関係が悪くなるだけで、状況は改善しにくいのです。
Go Todayでは、「親が変われば子は変わる」という考えのもと、朝から登校できるようになるための“自立心”を育てる支援を行います。
具体的には、
・お子さんの意欲や行動力が引き出されるような親の声かけ・関わり方の調整
・「学校へ行く」と自分から思えるような土台づくり
・無理のない範囲からの登校習慣の再定着
を段階的に進めていきます。
- 遅刻してでも学校に行こうとするのは、まだ学校に戻りたい気持ちがある証拠でしょうか?Go Todayでは、その気持ちをどのように引き出し、支援していきますか?
- はい、遅刻してでも学校に行こうとするのは、「学校に戻りたい」という気持ちがまだ残っている証拠です。この気持ちはとても大切ですね。
ただし、毎回「遅れてでもよく来たね」と遅刻を肯定し続けると、遅刻が当たり前になり、朝からの登校習慣が戻りにくくなることもあるので注意が必要です。
まだ学校に行こうとしている今のうちに、親の関わり方を見直し、正しいステップを踏むことで、朝からの登校に戻すことは十分可能です。
- 最近は遅刻してもあまり注意されないと聞きます。子どもが自分で気づいて改善できればいいのですが、やはり支援は必要でしょうか?
- 最近は、学校側も「とにかく来てくれたらいい」という方針で、遅刻に対して強く注意しないことが増えています。
これは、無理にプレッシャーをかけないようにという配慮からくるもので、一定の意味はあります。
ただし、遅刻が続くことに慣れてしまうと、「朝から行く」ことへのハードルがどんどん高くなり、結果的に登校習慣が崩れたまま定着してしまう危険性もあります。
子どもが自分で「このままじゃいけない」と気づいて変われれば理想的ですが、不登校気質が強いお子さんほど、自分ではなかなか切り替えることが難しいのが実情です。
Go Todayでは、自立心や時間意識を育み、朝から登校できる状態を目指す支援を行っています。
- 遅刻しても学校に行けるだけまだ良い、と考えるべきでしょうか?
- 遅刻してでも学校に行けていることは、「学校に行こう」という気持ちが残っているとも言えます。
完全に登校を拒否しているわけではないので、支援を始める上でも良いタイミングだと考えています。
ただし、「遅刻でも行けているからこのままでいい」と思ってしまうと、遅刻が習慣化してしまい、朝からの登校がより難しくなることもあります。
Go Todayでは、最終的には「朝から登校できる状態」を目指して支援していきます。
その理由は、社会の中で時間通りに行動する力は将来的に必要な力で朝から登校することで、友人との関係や生活リズムも安定しやすくなるからです。
また、「遅れても大丈夫」「遅れてもよく来れたね」という考えや対応が定着すると、自立心が育みにくくなると考えるからです。
- 遅刻を繰り返す背景に、病気や発達の問題がある可能性もありますか?
- 遅刻が続くと、「もしかして病気や発達の問題があるのでは?」と心配される親御さんも多いと思います。
特に、朝なかなか起きられない、動き出せない、親の声かけに全く反応しない、という状態が続くと、起立性調節障害や発達特性(ASD、ADHDなど)を疑われるケースも少なくありません。
Go Todayは医療機関ではないため、病気かどうかを判断することはできませんが、まずは「遅刻が生活習慣や親子関係によるものか」を見極めながら支援を行っています。
・生活リズムの乱れ
・親子の関わり方
・お子さんの自立心の状態
などを見直すことで改善できるケースも非常に多いと感じています。
「病気かも…」と不安になるあまり、何も手をつけられないというご家庭も多く見られます。
Go Todayでは、そうした不安を一つずつ整理しながら、ご家庭の状態に合わせたを方法で支援を進めていきます。