(この記事は2023年8月24日に更新されました)
不登校を根本的に解決し、お子さんが継続して登校できるようになるためには、GoTodayが行っている復学支援の考え方を知っていただきたいと思います。
今回は「GoTodayと他の支援機関との違い」について書いていきます。

こんにちは!
ブログを読んでいただき、ありがとうございます!
GoTodayのサイトを読んでいるほとんどの方が、他の支援機関の相談を受けたり、書籍などを読まれているかと思います。
しかし、いろいろな考えがあり、混乱されている方も多くいらっしゃるかと思います。
ぜひ参考にしていただけたらと思います。
この記事を書いている私は、不登校克服を専門に15年以上活動されている指導の先生の元、復学支援に携わっています。
私自身、2016年より復学支援に携わり、200家庭以上の復学に携わりました。
実際に不登校のお子さんや親御さんとも直接関わっていますので、現場目線で事実に基づいてお伝えします。
GoTodayや指導の先生についてはこちらをご覧ください。
目次
親が変わるとは?
一般の支援機関は、子どもを診察したり、服薬をさせたり、子どもを中心に、子どもを変えようとする支援機関が多いと思います。
フリースクールや、適応指導教室なども、子どもを中心にケアするので、同じですね。
一方、GoTodayの指導は、子ども主体ではなく、親の考え方、子供への対応を変えていく指導ですので、親が主体で親が変わる指導になります。
親自身が今までの子育てを見直し、家庭教育を勉強すること。
その結果、子ども自身が社会性を育み、自立と協調性を身につけることでき、学校生活に適応できるようになる。
つまり、「親が変われば子が変わる」
というのが私たちの指導方針です。
GoTodeyと他の支援機関との違い
GoTodayと他の支援期間の考え方の違いについて書いていきます。
今まで受けられてきた支援機関と180度違うこともあるかもしれませんが、私たちが100%復学してきた復学の考え方になります。
①教室へ継続登校
他の不登校支援機関との1番の違いは、GoTodayの復学支援は教室へ継続登校するための指導を徹底していることしていることです。
不登校を克服するために一番難しいのが、継続して登校することです。
長期間学校を休んでいた子どもがいざ、学校に登校するとなるといろんなことに対して不安を持つようになります。
など細かいことから限りなくあります。
親や、周りの支援者は「学校に行ってさえくれたら」と考えると思いますが、学校に登校した後の不安を理解し、事前に対策していくことで、本人の不安もできる限り減らせるようにしていきます。
そして、登校してからの不安は、子供だけではなく、親自身も不安になります。
継続登校する中で起きる親御さんの気持ちもわかりますので、不安を一つ一つ解消し、継続登校できるまで指導を行っています。
②自立を待ちましょう
不登校になると、お子さんは一日中家の中で過ごすことがほとんどではないでしょうか?
あなたのお子さんは時間の感覚もなく、好きな時間にテレビを見たり、ゲームをしたり、お菓子やご飯を食べたりしていませんか?
私たちは、「親が変われば子は変わる」という考えを基本に1日でも早くお子さんが学校に復学し、継続登校できるように指導を行っていきます。
昼頃起きてきて、
「今日のご飯何?」
と聞かなくても良いような質問を母親に聞いてきたり、
「あれ買ってきて、これ買ってきて」
と親に命令したり、家族以外の人間関係は持たず、たまに兄弟と遊んだりする子が学校に行っているお子さんと同じように自立できるようになるのでしょうか?
私たちのご相談に来られる親御さんで、
「待ちましょう、いずれ本人が動き出す日がきます」
と言われて1年、2年経っても状況が悪化するばかりで、中学3年生の受験間際に相談に来られた親御さんもいます。
③認めてあげてください
私たちは、子どものしたいことを全て認めることは我儘な子にしてしまうと考えています。
「認めてあげましょう」と言われると、親は子どものすることを全て認めてはいけないと思いつつも、不登校の子にどこまで認めたら良いのか?考えてしまうのではないでしょうか?
社会に出ても、わがままは全て認めてはくれません。
むしろ学校や社会は制約の方が多いのではないでしょうか?
不登校だからということで、子どものしたいことを全て認めることは不登校を解決するためには逆効果です。
例えば、
などです。
これらは、ほとんどが買う前の約束は守られないことが多いです。
しかし、なんでも認めないで反対した方が良いということでもありません。
社会的に許容される範囲や家庭の事情、同年代と比較しながら我慢しなければいけないときは我慢するように、つまり、待つことを教える必要があります。
どこまで認め、どこまで認めないという線引きも私たちの指導の中で個々のケースに応じて具体的にお伝えしています。
④心療内科等の精神病院へ連れて行ってください
不登校の原因は病気でも、神経の問題ではありません。病気であったとしても将来は自立して社会に出ていかなければいけません。
私たちは、今まで数百名の子どもたちの復学に関わってきましたが、病院で治療しないといけないような子はいませんでした。
通院や、精神薬の服薬をやめても、全員復学しています。(精神薬は中断すると離脱症状が出る場合がありますので、不安な方は担当医にご確認ください)
お子さんは生まれつき、神経に病気があったお子さんでしたでしょうか?
不登校になってから、もしくは不登校になる少し前から体調不良を訴えるようになったのではないでしょうか?
神経に作用するお薬は、副作用もあり、子どもの体にも絶対安全とは言えません。
できれば飲ませないほうが良いと考えています。
⑤保健室登校や適応指導教室へ登校させてみてはいかがですか?
不登校が増えるなか、最近の増えているのが、保健室登校や適応指導教室、フリースクールです。
これらは学校へいけない子どもたちのために設置された学校の代わりに過ごす場所です。
学校や教室に行けなくても通うことで「学校の出席扱い」として認められるケースもありますが、
私たちはあくまでも、保健室登校や適応指導教室、フリースクールではなく、教室に戻れるように指導を行っています。
保健室登校や適応指導教室、フリースクールに一時的にそのような場所を通過しても、進路を考える時期になれば、高校進学の問題があります。
不登校を根本的に解決できていなければ、問題を先送りするだけです。
学校生活は、社会人になって社会生活を送るために必要なことを身につける場であり、また、今しか経験できないことを楽しむ場所であると考えています。
不登校を根本的に解決するということは、朝起きて、皆んなと同じように学校に行ける子になるということです。
教室で授業を受けて、友達と遊び、修学旅行などの行事を楽しみ、一方では、朝礼や、校則などのルールを守ることを通して、自分勝手に生きてはいけないということを学びます。
保健室登校や適応指導教室、フリースクールの多くは、子どもの好きなことを好きな時間にやる場合が多いので、このような経験ができないのです。
⑥親が変われば子も変わりますよ
他の支援機関や本でも「親が変われば子は変わる」と言われるかと思います。
どうすれば親が変われるのか、親の変わり方をその時その時でリアルタイムに知りたいのではないでしょうか?
GoTodayでは、家庭での親の変わり方を具体的に指導しています。
⑦お母さんの愛情が足りていません。もっと甘えさせてあげてください
小学生高学年、中学生になっても、母親に甘えてくるようであれば、学校生活に順応できるでしょうか?
子どもを甘やかすと「幼児返り」していきます。
例えば
- 母親にハグをしてきたり
- お風呂に一緒に入ったり
- 手を繋いで寝たり
など
甘やかすのではなく、年齢相応の自立をするように親の対応や考え方を変えていくことが必要です。
まとめ
GoTodayと他の支援機関との違いを書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
不登校になるとほとんどの親御さんが、学校の先生や周りの勧めで、心療内科などの精神科の受診やスクールカウンセリングなどを受けられると思います。
全てのアドバイスが間違っているとは思いませんが、相談に行っても、親の話や子どもからの話を数分聞くのみで具体的な対応法や、いつになったら学校に戻れるようになるのかははっきりと言われないことがほとんどです。
- 1年近く外に出ていない子
- 何ヶ月も不登校している子
- 昼夜逆転している子
- 部屋に閉じこもっている子
- ものを投げたり暴れている子
このような子どもたちを毎日学校に登校できるようにするためには、子どもたちの日常をしっかりと把握し、その都度リアルタイムで適切な対応をしていく必要があると考えています。
例えば
- 「朝起きないときはどうしたらよいか」
- 「ご飯を食べないときはどうしたら良いか」
- 「昼夜逆転しているときはどうしたら良いか」
- 「課金したいと言ってきたときはどうしたら良いか」
- 「風呂に何日も入らない場合はどうするか」
子どもの日常や、姿、性格も知らずに抽象的なアドバイスでは、不登校を解決して毎日学校に登校できるようにはなりません。
そして、初めにもお伝えしましたが、他の機関とGoTodayの違いは継続登校の指導を行っていることです。
学校に登校できた後が大事で、登校してからの方が難しいのです。
私たちは、子どもが休まず、学校に継続して通えるようになるまで見守る必要があると考えています。

