不登校を繰り返す原因・解決策・親がやってはいけないことを解説

復学支援GoToday|不登校を繰り返す原因と解決策・親がやっては行けないこと

「文責:小中学生復学支援・GoToday

(この記事は、2024年3月25日に更新されました)

このようなお悩みはありませんか?
  • 不登校を繰り返す原因・理由はなんだろうか
  • 登校し始めたと思ったらまた学校を休んでしまうので、どうしたら繰り返さないのだろうか
  • 繰り返さないために親の対応で気をつけることはあるか

GoTodayは、一度復学してから、さらに継続して登校ができるかどうかが重要だと考えています。

Go Todayが目指しているのも、再登校を始めた子どもが、継続登校をして、不登校を繰り返さないようにすることです。

Go Todayは、一度復学しても不登校を繰り返してしまうケースのご相談を多く解決してきました。

その経験から、この記事では、子どもが不登校を繰り返す原因・解決策・親がやってはいけないことについてお伝えします。

小中学生復学支援GoTodayは不登校克服を専門に小中学生のお子さんの不登校でお悩みのご家庭に「親が変われば、子は変わる」という考えを基本に一家庭一家庭に合った支援を行っています。

GoTodayは2018年から活動を始め、毎年約40名のお子さんが復学しています。

毎日遅刻早退なく継続して教室へ通えるように、復学までの期間は3〜4ヶ月で復学し、継続登校できるまで支援を行っています。

GoTodayについての詳細は、こちらをご確認ください

2024.2.19更新

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不登校を繰り返す主な3つの理由

復学支援GoToday|不登校にを繰り返さないために

不登校を繰り返す理由は主に3つあります。

  • 子どもの性格改善がされていない
  • 親の対応が変わっていない
  • 再登校後の学校での心配事、困りごとが解消されていない

それぞれ詳しく見ていきます。

子どもの性格改善がされていない

不登校になりやすい子どもの性格が改善がされておらず「社会性」が身についていない場合は不登校を繰り返します。

学校で何かの困難にぶつかった時に、「しんどい」や「頭が痛い」「お腹痛い」など何らかの言動で逃れようとします。

そして学校生活の中での「つまずき」をきっかけに再び不登校になります。

一度不登校になった子どもは、困難なことから逃れる方法を知ってしまっているので、嫌なことがあったら何かしらの言い訳をして避けるようになります。

学校にはさまざまな先生がいて、いろんな性格の生徒が集まっています。

そして、日々いろいろな行事や授業が行われているので、不登校を繰り返さないためには、その集団に入って学校生活を送れる子どもにすること、つまり、不登校になりやすい性格の改善をして、学校から逃げる弱さを克服することが必要です。

不登校になりやすいお子さんの性格はこちらに詳しく書いていますので、気になる方はお読みください。

復学支援GoToday|不登校になりやすいお子さんの性格 不登校になりやすいお子さんの典型的な17つの性格特性

例えばどのような性格をどのように変えるかというと、

  • 友達からどう思われているかを気にしすぎる子は気にしない子に
  • 思っていることが言えない子は思っていることが言えるように
  • 神経質な子は太い神経をもてるように
  • なまけの子どもで生活習慣が身についてない子は生活習慣が身につくように
  • 勉強の遅れが気になる子には勉強の仕方がわかるように
  • 何でも完璧になってからでないと動けない子は途中でも動けるように
  • 表情が暗い子どもは明るく友達と接することができるように

このように性格が変わり、学校生活に対応できる性格になれば、継続して登校できるようになります。

まず、このことが分かっていなければ、転校したり、環境が変わるタイミング(新年度や長期休み明け)を待って、たとえ登校し始めても、その後の継続登校には耐えられなくなります。

親の対応が変わっていない

次に親の対応が変わっていない場合は不登校は繰り返されます。

特に、子どもの継続登校ができるかどうか、親が変わっているかどうか。でその後の状況は大きく変わります。

例えば、登校し始めたこどもは、数日登校していると「学校休みたい、休んでもいい?」と聞いてくる子どももいます。

この時の親の対応一つで、明日からまた休んでしまう子どももいます。
(具体的な対応はケースによって違うため、Go Todayでは、ご家庭ごとに合った対応を指導しています)

なので、親は子どもが登校を開始する日を迎える前には、継続登校を含めた親の対応を身につけておく必要があります。

子どもは学校に行き始めるといろんな悩みを持ち帰ってきます。

親が解決してあげるのではなく、その子ども自身が解決する方向に導いていく、自立心を育む子育てを習得することが子どもの不登校を繰り返さないための大前提になります。

再登校後の学校での心配事、困りごとが解消されていない

継続登校できるようになるために、もう一つ大事なことが、登校した子どもが学校でどのように過ごすか、戸惑わないようにすることです。

少し例をあげてみます。

このようなことを前もって対策していく必要もありますので、Go Todayでは全て事前に対策を行ってから登校させるようにしています。

朝、起きられない

復学支援GoToday|不登校を繰り返す原因・解決策(朝起きれない)

継続登校で親が苦労するのが、毎日続けて朝起きれないことです。

そして親はどう対応したら良いか?ということです。

昨晩は準備もして「明日も学校に行く!」と言っていた子どもが、朝になると起きてこない。

親が起こすと、返事だけしてまた寝てしまう。

ようやく起きたと思ったら「起こしてって言ったのに、起こしてくれなかったから、今日休む」と屁理屈を言ってくる。

朝起こすのにも、工夫が必要です。

宿題ができないと行きにくい

復学支援GoToday|不登校を繰り返す原因・解決策(宿題ができないと行けない)

学校に行くと、毎日宿題が出ますが、学校を休んでいて内容が抜けているため問題を解くことができません。

宿題ができなかったり、やっていかなくても気にしないお子さんであれば良いのですが、不登校になるお子さんの性格上、宿題をしていかないと学校に行きにくい・宿題をしなければだめだと考えるお子さんもいます。

宿題をすることは大事ですが、登校し始めた頃は、宿題についても学校と協力しながら対策していく必要があります。

再登校した時に授業中に指名されないか

復学支援GoToday|不登校にを繰り返さない(授業中の不安)

子どもはただ座っているだけに見えても「授業がわからない、先生から当てられないか」など気を抜けずに緊張しています。

「登校し始めてからしばらくは座っているだけで良い」と先生から言ってもらうなど配慮してもらうことも必要になります。

イベント(体育祭・修学旅行・遠足など)はどうするか

復学支援GoToday|不登校を繰り返す原因・解決策(イベントの不安)

時期によっては、登校してすぐにイベントがあると思います。

練習や準備に参加していなく、参加できるものも限られてしまいますので、自分の身の置き所がなく、それが悩みの種になります。

見学するにしても一日どのように過ごせば良いのかを前もって知っておいた方が良いこともありますので、このような本人が気になることにも配慮していく必要があります。

部活動はどうするか

復学支援GoToday|不登校を繰り返す原因・解決策(部活の不安)

ほとんどのお子さんは、学校を休むと部活にも行かないお子さんがほとんどです。

再登校を始めるときには、部活もどうするかを考えておく必要があります。

本人も休んでいた部活は、「学校に行ったら参加した良いのか?」「参加してもうまくできないだろう」「みんなに迷惑がかかるのだはないか?」など心配の種になることがあります。

子どもは、このようなことも悩んでいるので、部活に行きたいと考えているケースでは、部活の先生にも相談し対策をしていく必要があると考えています。

進んでしまった勉強はどうするか

復学支援GoToday|不登校を繰り返す原因・解決策(勉強の不安)

特に数学(算数)や英語など、抜けている単元があると問題がわからなくなります。

子どもは初めは学校に行くだけで精一杯なので、親は「学校に朝から通うだけで良い」と割り切ることが必要です。

学習の遅れを気にして、家庭教師に来てもらうご家庭もあると思いますが、勉強が理解できなければ余計に不安になるだけなので、親は子どもが朝から学校に通える子どもにすることだけを考えることが大切です。

登校した後に起きる困難は、子どもの数だけあると思います。

Go Todayでは子ども一人ひとりの同じ目線に立って考え、親御さんが不安がなく対応できるように、登校後も朝の対応から一つ一つお伝えし対策をしています。

大人の目からは些細なことに見えても、子どもにとっては大きな障害になっているということを理解し、子ども一人ひとりに応じた対策を考えることが大切だと思っています。

不登校を再発させる間違った親の対応

復学支援GoToday|不登校を再発させる親の間違った対応

登校し始めてから、また休み始めた時、親は「行かそう」「行ってもらおう」といろんなことをしてこられたと思います。

不登校を繰り返してしまう間違った親の対応は、いつのまにか親は「学校に行ってくれる」という言葉遣いや態度になっていることです。

親が子どもにお願いして学校に行ってもらうという関係になってしまいます。

その結果、子どもは登校しても、「学校に行ってやっている」というように、態度も大きくなり、要求も大きくなります。

子どもから「〇〇してくれないんだったら学校に行かない」ということになると、学校には継続して行きません。

このようにならないためには、登校するまでに、子どもが学校に行けないきっかけがどこにあるか、子どもの性格に問題はないかなどを整理して、継続登校できるように根本的な問題解決をしていく方法が大切です。

特に、登校してから親がよく間違えてやってしまう対応を挙げてみます。

登校したからといってご褒美をあげない

子どもが学校に登校すると、親は喜び、学校に行くことが「特別」のようになります。

そして、明日も学校に行ってくれるかな?と親は下手に出たり、頑張ったからとケーキを買ったり、ご馳走を作ったり、中には登校したらお小遣いをあげる。という家庭もありました。

褒美で釣っているうちは、登校するのですが、それもだんだんと効かなくなり、逆に、「〇〇してくれないんだったら学校に行かない」と要求されるようになります。

褒めることも同じです。

いろんな本やカウンセラーから、褒めてあげましょう。と言われると思いますが、「学校に行く」ことに対しては褒めても逆効果です。

なぜなら他の生徒は、毎日朝から学校に通っていますので、学校に通うことは褒められることではありません。

あなたが、職場に行って「よく来たな!」「すごいな!」と言われるとおかしいと思いますよね。

登校したからということで、褒めたり、ご褒美をあげても一時的には効果がらあるかもしれませんが、長続きはしないということです。

学校から帰宅して子どもを心配して根掘り葉掘り聞かない

登校開始した子どもは、初めのうちは登校するだけで精一杯です。

なので、初めのうちは「学校に行っていれば良い」と割り切ることも必要です。

気力、体力を使い果たして帰ってくるので、そのような状態の子どもに、今日はどうだった?宿題やったの?明日の準備は大丈夫?このように気の抜く場がないと、明日へ気持ちが切り替わりません。

親は良かれと思ってやっていることが、知らず知らずのうちにプレッシャーをかけているということに気づかなければいけません。

子どものプレッシャーになっている親の対応を箇条書きにしてみました。

  • 子どもが帰ってきて考え込んでいる時に、親が自分の考えやアドバイスを先に言うこと
  • 子どもの問題に関して、子どもは自分なりに考えて行動しているのに、つい「早く早く」と親のペースで動かそうとすること
  • 再び休むのが怖いからと、親が下手に出てしまい、子どもが「あれが欲しい」「学校まで送ってほしい」など子どもの言いなりになること

不登校になりやすい親の特徴について詳しく知りたい方はこちらをお読みください。

復学支援GoToday|不登校になりやすい親の特徴 不登校児の親の決定的な特徴と解決策を専門家が解説

【事例】不登校を繰り返していたけど、再登校・継続登校したケース

中学2年生・男子のお母様より
復学事例①

以前は、車で、心身ともにギリギリの状態の子を送って行っていたのがウソのようです。

《体験談全文はこちら

復学支援を受ける前の状況

  • 中学1年の夏休み明けから、朝が起きられず五月雨登校が始まり1週間単位で休むこともありました。
  • 学校に行ける場合も、昼過ぎに車で送って行く毎日でした。
  • そんな状況でも「まだ行っているから良いか?!」と思っていましたが、2年生になったら全く行かなくなってしまいました。

復学支援を受けて変わった様子

  • 息子のことが気になり過ぎていたのが、いまは「本人に任せておけば大丈夫!」と思えるようになっているし、息子は、明るく活発になりました。
  • これまで、小さい頃から学校の話はほとんどしない子でしたが、復学後は学校の話をよくして来ます。
  • 以前は、車で、心身ともにギリギリの状態の子を送って行っていたのがウソのように、毎日元気に自転車で通学しています。

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中学3年生・女子のお母様より
復学事例②

再登校、五月雨登校、継続登校を経て卒業式を迎えることができました!

《体験談全文はこちら

復学支援を受ける前の状況

  • 不登校になり始めた頃、娘は中学2年の秋ごろから登校を行き渋るようになりました。
  • お腹が痛い」「今日は体育があるから嫌だ」など、色々と理由をつけては休もうとしていました。
  • 理由を聞いても「とにかく行きたくない」「学校が怖い」と言い、あとは口を開こうともせずに黙り込むだけ…。

復学支援を受けて変わった様子

  • そして不登校中は教科書は机の中、鉛筆さえ握らず、人と接っすることを嫌っていた娘が「高校受験のために塾に行きたいんだけどいいかな?」と言ってきた。
  • 娘は少しずつ休むことが減ってゆき、まずは一週間連続…その後1カ月連続で…と徐々に登校できるようになってきました。

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中学1年生・男子のお母様より
復学事例③

幼稚園の頃から行きしぶり、低学年から何度も五月雨登校を繰り返してた

《体験談全文はこちら

復学支援を受ける前の状況

  • 息子は、幼稚園の頃から行き渋りがありました。
  • 小学1、2年生の頃は先生や友達にも恵まれ、毎日楽しそうに学校に行っていましたが、3年生になり、「具合が悪い」「頭が痛い」と1ヶ月に1、2回休むようになりました。
  • その間、スクールカウンセラー→教育相談所→小児科→児童精神科に通いましたが、全く学校へ行けませんでした。

復学支援を受けて変わった様子

  • 今では、「時間だよ」と声を掛ければ、ゲームをすぐ止めます。
  • 朝は、自分で目覚ましをセットして起きます。
  • 翌日は残念ながら欠席してしまいましたが、今は継続登校できております。

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中学2年生・女子のお母様より
復学事例①

娘の変化を見て家族も前向きに。朝起きるとめまいや立ちくらみで午後から登校していましたが、朝から休まず登校

《体験談全文はこちら

復学支援を受ける前の状況

  • 中学1年生の秋頃から朝起きると目眩、立ちくらみなどの体調不良(恐らく学校でのストレスが原因)が続いたため、午後から1時間だけ授業を受ける生活になりました。
  • 暫くして体調は回復したのですが、中々朝からの登校に戻すことが出来ず、欠席が増えていき、学校に行こうとすると今度は頭痛、吐き気を訴えるようになり、気づけば1か月に3~4日くらいしか行かなくなりました。

復学支援を受けて変わった様子

  • 失敗や間違いをしても、以前はもうダメだと落ち込み、投げやりになっていましたが、すぐに気持ちの切り替えが出来るようになり、引きずることがなくなりました。
  • 日々のご指導によって対応を変えていくと、娘はどんどん元気になっていき、逞しく、自信が持てる子へと変わっていきました。

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まとめ

不登校を繰り返す主な3つの理由は?

  • 子どもの性格改善がされていない
  • 親の対応が変わっていない
  • 再登校後の学校での心配事、困りごとが解消されていない

不登校を再発させる間違った親の対応

  • 登校したからといってご褒美をあげない
  • 学校から帰宅して子どもに心配して根掘り葉掘り聞かない

不登校を繰り返さないためには、子どもに対しては、不登校になるきっかけを処理すること、性格を改善することが必要です。

親に対しては、子どもの性格改善のために親が変わること、親自身の子育ての見直しをするための会話や生活面のアドバイスと指導です。

また学校への子どもの理解と対応のお願いも必要になってくると思います。

この3者が上手く合って不登校は繰り返さず、継続登校ができるようになるのです。

Go Todayでは、親の対応、子どもの性格改善、学校の先生の理解、この3者が同じ方向を向き、うまくかみ合うように指導しています。

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