(こちらの記事は2022年5月13日に更新されました)
このように、親からの働きかけに反発・反抗するお子さんに悩んでいませんか?
親であるがゆえに
「言ってあげなければ」
「手助けしなければ」
「しつけをしなければ」
などと考え子育てをしてきた親御さんも多いと思います。
しかし、子どもが行動を起こす前に、親が動きすぎると「子どもの自立」によくありません。
その理由について書いていきます。
ぜひ参考にしていただけたらと思います。
この記事を書いている私は、不登校克服を専門に15年以上活動されている指導の先生のもと、復学支援に携わっています。
私自身、2016年より復学支援に携わり、2023年現在まで230家庭以上の復学に携わりました。
実際に不登校のお子さんや親御さんとも直接関わっていますので、現場目線で事実に基づいてお伝えしています。
GoTodayや指導の先生についての詳細は、こちらをご確認ください
2023.10.16更新
check
反発・反抗させない対応
「どのように考えて生活していくか」
「困難なことに直面したときに、どう切り抜けていくか」
を子ども自身に考えさせる。ということが大切です。
「失敗は成功のもと」
という考えがあるように、子どもも失敗の連続で成長していく。
ということを忘れてはいけません。
初めに書きましたが、
子どもが行動を起こす前に、親の知恵で解決させようとしてしまうと、
「うん、うん」だけ言う子、「いや」と反発・反抗する子になります。
親が子どもの悩みを解決してしまえば、早く解決するのですが、
子ども自身が物事を考える時間がなく、頭が混乱し、考える思考力がなくなります。
そうすると、子どもは落ち着きのない子、集中力が続かない子という状態になってしまうのです。
特に不登校でお子さんが1日中家にいると、勉強や手伝いなど、
少しでもさせたほうが良いのではないか?と思うと思います。
しかし、ほとんどの場合、
母:「〜したら?」
子:「やらない」「わかってる」「でも」「後でやる」
という会話になり、反発させて終わることがほとんどです。
事例1.2
事例1
よくある会話事例を紹介します。
と自分から言ってくる子どもにしなければいけません。
親が「うちの子は勉強が苦手だから塾に行かせたほうが良い」
と思って子どもに話しても、
子どもは話を聞いているだけで、
「うん」
「いらない」
「いる」
「でも」
しか言わなくて済むので、あとは親がすべてやってくれます。
「うちの子は、うん、いらない、知らない、別に、しか言わないんですよ」
とよくご相談を受けますが、
このようなケースでは、
親がなんでもかんでも、子どもが考える前に解決策を話してきた結果です。
子どもに考えさせる家庭教育が大切です。
しかし、なんでもかんでも、子どもに判断を任せればよいということでもありません。
お子さんの年齢や性別などによっても変わってきますので、
具体的な対応については復学支援の中でお伝えしています。
事例2
と1日中家にいるお子さんが話してきたら、なんと答えるでしょうか?
おそらく、ほとんどの親御さんが、
「外で遊んできたら?」
と答えるのではないでしょうか?
ここで大切なことは、
子どもの「つまんない」という気持ちを受け止めることです。
「つまんない」からどうするのかを子どもが自分で考え、
決めて行動できるようにすることが大切です。
子どもが学年が低く素直な時は良いのですが、
学年が上がるごとに
「でも、でも」
と言い、反発することを覚えさせることになります。
具体的に、【どのように受け止めるか】については、指導の中でお伝えしています。
自分の気持ちを素直に言えない子
学校などの集団生活で自分の気持ちを素直に言えない子は、自分で考える前に、物事の筋道を言われてきたお子さんが多いです。
家庭の中で「自分の考えを言う練習」ができていないのです。
思っていることを言葉にして言えないようになります。
一番大きな問題は、学校などで友達から何か言われても、「でも・・でも・・」と言い訳ばかり答えたり、友達に自分の考えをうまく伝えられず、友達付き合いが難しくなり、相手にされなくなってしまうことです。
まとめ
不登校のお子さんをもつ親御さんは、毎日の対応についてとても悩まれていることと思います。
お子さんの性格と親御さんの対応が合わないと、子どもに問題行動が起きやすくなります。
不登校のお子さんは、繊細で周りの影響をとても受けやすいため、親の対応一つ一つで子どもの成長も大きく変わってきます。
今回書かせていただいた内容は、復学支援を受けている方や面談でもよくご相談のある内容です。
ご自身だけが悩まれていると思わず、皆共通の悩みを持っていること。
親が変われば子どもも変わる。という考えがある。
そのように考えていただけたら幸いです。


コメントを残す