この記事は、2024年9月14日に更新されました
- 外ではおとなしいけど、家では気が強く親に命令口調になったりしている
- 親ではどう接したらよいかわからない
- 子どもの好きなようにさせてくださと言われたけど、どんどんわがままになっている
など、このようなお悩みはありませんか?
不登校のお子さんの性格を知ることは、不登校克服するためにはとても重要です。
なぜなら、不登校のお子さんの性格をしっかり理解することが、不登校克服の大きなカギになるからです。
一般的な対応を続けるだけでは、かえってわがままが増したり、時には赤ちゃん返りのような行動をすることもあります。
今回は、「実は、不登校になる子は気が強い」という内容をお伝えしたいと思います。
小中学生復学支援GoTodayでは、不登校克服を専門に、小中学生のお子さんの不登校でお悩みのご家庭に「親が変われば、子は変わる」という考えに基づいた支援を提供しています。
2018年から活動を開始し、毎年約40名のお子さんが当支援を通じて復学しています。GoTodayでは、遅刻や早退をせずに毎日教室に通えるようになるまで、復学期間を約3〜4ヶ月以内で教室への復帰を行えるように支援を行っています。
復学後も継続的に登校できるよう、ご家庭に合ったサポートを続けています。
GoTodayについての詳細は、こちらをご確認ください。
最終更新日:2024年8月16日
不登校になる女の子は気が強い
不登校が続くと、「この子は自分では何もできないんじゃないか」「私が手助けしないとダメなんじゃないか」と感じることが多いのではないでしょうか。
しかし、復学支援を受けて再び学校に通い始めたお子さんを見た親御さんは、皆さん一様にこう仰います。
「この子は私が代わりにやらないとできない子だと思っていました。でも、違いました」と。
実は、不登校の女の子には「家では気が強い、女王様タイプ」である子が多い傾向があります。
プライドが高く、家では自分から動かなくても周りが全てをやってくれていた、そんなタイプです。
特に、祖父母と同居している家庭では、優しく大切に育てられることが多く、その影響で自己中心的な振る舞いが見られることもあります。
ただし、家庭の外に出ると話は変わります。
家のように自分の思い通りに周りが動いてくれない環境は、居心地が悪く感じるようです。
家では何も言わなくても察して動いてくれる存在が、学校にはいない。
そのため、外では内弁慶となり、学校や家族以外の人と自分を上手に出せず、会話もできなくなってしまいます。
家ではよく喋るお子さんが、学校や公共の場では全く違う顔を見せることに、周囲は驚くこともあります。
「どうしてこの子が不登校になるの?」と、周りが理解できないほど、外では真面目でか弱く見えることも多いのです。
親御さんとしては、このギャップに驚きながらも、子どもの本当の姿を理解し、家庭教育を通じて適切な対応をしていくことが大切です。
お子さんが自立し、親離れして本来の姿に戻っていく過程を見守ることが、不登校克服の大きなステップになります。
子どもに寄り添いすぎない
不登校の子どもに寄り添いすぎると、かえって問題が悪化してしまうことがあります。
たとえば、学校で辛そうにしていたり、泣いていたりするお子さんを見ると、先生やカウンセラーが「無理しなくていいよ」「保健室で休んでもいいよ」と優しく声をかけることがあります。
でも、実はこれが子どもにとって「思う壺」なんです。
子どもが苦しそうにしているのを見ると、「無理させない方がいいんじゃないか」と思うのも当然です。
でも、子どもは大人の反応をしっかり見ています。
どうすれば自分に有利なように大人が動くかを考えています。
泣いたり、弱々しい姿を見せることで、大人が「仕方ないな」と動くのを期待しているんです。
特に賢い女の子は、このような大人を試す言動をよく取ります。
たとえば「ゲームを買ってくれないなら学校行かない」「死んでやる!」と極端な言葉や行動をとることもあります。
これも、周りの反応を試しているのです。
親としては、「本当にこれでいいのかな?」と不安になることもあると思います。
でも、私たちは何度もこのようなケースに対応してきました。
冷静に対応する方法を親御さんにお伝えすることで、安心して対処できるようになります。
実際に正しい対応を続けると、お子さんも「これは通じない」と気づき、その行動を諦めるようになります。
子どもの性格にあった子育てをしていく
子どもの性格に合った子育てをすることが、不登校克服にはとても大切です。
家庭外の様子だけを見て、専門家から「この子には学校が合わないから、もっと自由なフリースクールがいいですよ」とアドバイスされることもあるかもしれません。
しかし、自由を与えるだけでは根本的な問題を解決することは難しいのです。
親の対応だけが原因ではなく、不登校になる子どもはそれぞれに特有の性格や特性を持っています。
同じ言葉をかけても、受け取り方が違ったり、反応が違ったりします。
たとえば、親の対応が全て原因なら、兄弟全員が不登校になっているはずですが、実際には一人だけが不登校になることが多いです。
このことは、親の子育てが悪いのではなく、その子の性格や特性に合った対応ができていないだけだということです。
また、兄弟で不登校になる場合でも、同時に不登校になるケースは少なく、どちらかが不登校になって、その影響を受けてもう一人が後から不登校になることが多いです。
つまり、子どもそれぞれの性格や特性を理解し、その子に合った対応をしていくことが、不登校克服の鍵なのです。
親御さんが今まで一生懸命やってこられたことは無駄ではありません。
大切なのは、これからお子さん一人ひとりの性格や特性に合った子育てを見つけていくことです。
学校以外の選択肢を与えるのは子どものため?
今の時代、「学校が合わないなら、別の選択肢を」と進める専門機関や、遅刻や欠席が問題にならない学校も増えています。
しかし、それは本当にお子さんのためになっているのか?を考えてみてほしいです。
実際には、問題を深刻化させたくないための対応であることも少なくありません。「子どものため」「心を傷つけないように」といった言葉で納得させようとしているようにも感じますが、それだけで解決するわけではないのです。
私はここで、「子どもや環境を変えるのではなく、親が変わることで子どもが変わる」という選択肢があることをお伝えしたいと思います。
「この環境が合うからここに行こう」とか「あなたは病気だから無理しなくていい」と決めつけてしまうことは、かえって子どもの可能性を狭めてしまうことがあります。
実際に、私たちの指導を受けて復学したお子さんたちの親御さんは、皆さんご自身の子育てを見直し、変わってこられました。
親が自分のやり方を振り返り、自己否定からスタートするのは大変なことです。
それでも、親が変わった分だけ子どもも変わるという実感を得ることができます。
子どもは親の姿を見て、自然とその影響を受けるものです。
たとえば、親が勉強に励めば、子どもも自然に勉強するようになりますし、親が穏やかに過ごしていれば、子どももその落ち着きを取り戻します。
私たちは、そうした変化を引き出すために、家庭内での具体的な対応策をお伝えしています。
長期の不登校や、他の支援機関でも解決しなかったケースにも、私たちは対応してきました。もし今、お子さんの不登校でお悩みであれば、どうか諦めずにご相談ください。
GoTodayではお悩み別に考え方や対応策をお伝えしています。
このブログでは、フリースクールなどの学校以外の機関やその他の専門家の方を否定する意図で書いているものではありません。
そこで変わって救われるお子さんもたくさんいると思います。
私は不登校克服を行い、子どもの自立のためには「親が変われば子は変わる」という選択肢もあり、子どもや環境を変えることよりも家庭教育を学ぶことが最短最善であるということをお伝えしたく書いています。