(この記事は、2024年3月8日に更新されました)
- 子どもが不登校になったけど、夫婦共働きだったので母親は仕事を辞めて子供に寄り添った方が良いのか?
- 子どもが不登校でも、仕事は続けたい、辞めなくてもいい方法はないか?
- 家族の生活のこともあるので仕事を続けながら不登校が解決する方法があるか知りたい
子供が不登校になった場合、働く母親なら、「今まで通りに仕事ができるのだろうか」と不安になると思います。
お子さんが不登校になっても、できることなら仕事は続けたいですよね。
GoTodayでは復学させることで仕事を辞めずに済んだケースがたくさんあります。
この記事では、母親が仕事を辞めなくても良い方法、辞めなくても良い理由を実績をもとに解説します。
母親が仕事を辞めなくても良い方法
仕事を辞めなくても良い唯一の方法は、子どもを学校へ復学させることです。
「仕事を辞めないで復学できるの?」と思われるかもしれませんが、復学できます。
それも、別室や保健室、フリースクールではなく、送り迎えなく、朝から教室へみんなと同じように登校できます。
お子さんが朝からみんなと同じように復学できれば、
- 仕事を辞めて付きっきりで過ごしたり
- 学校に送り迎えしたり
- 昼ごはんの時に仕事を抜けて帰ってきたり
することもなく、母親は今まで通り仕事を続けることができます。
子どもを復学させるには、「親が仕事を辞めること」ではなく、親の「日々の対応・考え方」を変え、「自立させる」ることが復学への一歩です。
むしろ、Go Todayは子どもが不登校だからという理由で親が仕事を辞め、子どもに寄り添うことは逆効果だと思っています。
不登校のままにしておくことは、子どもにとっても家庭にとってもいろんな悪影響を及ぼします。
仕事を辞めても不登校は解決しない理由
子どもが不登校だからという理由で、仕事を辞めても不登校は解決しません。
仕事を辞めても不登校が解決しない理由は、不登校の原因は親の愛情不足ではなく、「自立と協調性の不足」で家庭と学校とのギャップにつまずいているからです。
不登校の原因はこちらをお読み下さい。
不登校の根本的な原因と親はどのように考えて対応すれば良いか 【小学生の不登校】原因と親ができること・やってはいけないこと一覧子どもが不登校になると、
- 「愛情不足」
- 「エネルギーが満たされていない」
だから母親が付き添ってあげてくださいと言われることが多いです。
それで、母親は、「今まで仕事が忙しくてかまってあげられなかったから?」と考え、仕事を減らしたり辞めたりされる方が多いですが、母親が仕事を辞めて付き添ってしまうと、子どもは余計に自立しなくなります。
お子さんとの時間を増やし、お子さんの好きなことを親が一緒にやるよりも、お子さん自身が同年代のお子さんと1日でも早く関われるように学校に戻してあげることです。
親も年齢相応の適切な距離をとり、お子さんが自立していく家庭環境を作って行くことが大切です。
GoTodayは仕事を辞めずにどのように復学させているか
GoTodayは親御さんが生活ペースを変えることなく、対応や声かけ一つ一つをどのように変えていけば良いかを、電話やメールで細かくお伝えしています。
仕事をされている親御さんは、子どもと関わるのは「朝」と「夜」ですが、お仕事が終わってから自宅に帰る前に、対応をお伝えしたり、困ったことをご相談いただいております。
電話以外では、都度メールでも困ったことをリアルタイムで相談いただき、指導を行っています。
私たちも、できる限り親御さんの仕事の時間帯に合わせて行っていますので、復学支援を受けるのに仕事を辞めた方が良いか?と考える必要もありませんのでご安心ください。
基本的な考え方はこちらをお読みください。
【重要】不登校を根本的に解決するための基本的な親の考え方とは?よく、「共働き」だから、構ってあげられなかったから?寂しい思いをさせてきたのではないか?と思われるかもしれませんが、「共働きで子どもと一緒にいる時間が短かったから」というのが不登校の原因ではないと考えています。
上記でも書いたように、不登校の原因は親の愛情不足ではなく、「自立と協調性の不足」で家庭と学校とのギャップにつまずいていると考えます。
「親が仕事で時間が無い中、親が子どもを待てずに手出し口出しをしてきた」自覚は無いでしょうか?
例えば、朝の慌ただしい時間帯にどうしても、
- 「早くしなさい!」
- 「急いで!」
- 「まだぐずぐずしてるの!?」
- 「宿題やったの!?」
- 「あれ持った?これ持った?」(忘れ物しないように)
など、親が指示・命令・提案などを日常的に行い、子どものペースではなく、親のペースで子どもを仕切ってきた状態です。
このような状態が続くと子どもは親の言っている通りにしていればよかったので、自分で考えなくなり、親が口数が多い分、子どもはだんだんと口数も少なくなってきます。
小学校低学年までは、それでも学校生活は問題なく生活できていても、高学年になると、人間関係や勉強なども複雑になってきて、自分で考えて対応できる力がないと、親がいない学校では対処できずにつまずきます。
学校で困りごとが大きくなればなるほど、ストレスも溜まり、何も考えなくても良い自宅にいたいと考えるようになり、不登校になります。
日々の家庭生活で親がお子さんへの「対応・考え方」を変えて「自立と協調性」を育む子育てに変えることで、学校生活に適応できる子どもになりますので、仕事をやめて子どもに付き添う必要はないのです。
「仕事を辞めて子どもと一緒にいることで、子どもが喜ぶのでは?」と考えがちですが、実は、親が一日中家にいることは子どもにとってはプレッシャーになることも多いです。
これまで、子どもは学校に、親は仕事に行っていた時間を一緒に過ごすことになると、うっとうしくなってしまうことがあります。
「仕事を辞めて子どもと向き合う時間を作る」という考えは、ずっと一緒にいるとなると子どもは考える時間がなく、子どもによっては監視されていると思い、落ち着きません。
最低限、本来学校に行っている時間帯は、親は仕事(外出)に行き、子どもと距離をとることが必要です。
また、小学生に多いですが、「ママがいないと寂しい」など、お母さんから離れられない状態のお子さんもいます。
中には、お母さんが仕事に行こうとすると、仕事に行けないように玄関で邪魔をしたり、外まで飛び出して付いてくるお子さんもいます。
このような場合も、親は子どもに付き添うのではなく、親は今まで通りの距離感で子離れをしていく方が良いです。
親が付き添ってしまうと、子どもは赤ちゃん返りをし、自立とは逆にますます親から離れられなくなります。
母親から離れられないことを「母子分離不安」と言われることも多いですが、母親が家にいなければいないで、しっかり自分のことをやるお子さんが多いです。
GoTodayでは子どもが親から離れられないので仕事をやめようかと悩まれていた親御さんのケースでも、親は仕事を辞めず、むしろ勤務時間を増やして復学したケースがたくさんあります。
親が変わっていない場合は、時間をかけて(一般的には回復させてから、エネルギーが溜まってから)子どもが登校しても継続登校は難しいのです。
なぜなら、学校生活で起こる問題を自分で対処する力がついていないからです。
学校に戻ってからまた休むきっかけがあり、落ち込むとまた休むことになります。
不登校期間の休み癖は簡単に治るものではなく、登校するまでは時間がかかりますが、不登校の子どもは休み方を知っているので、休む時はすぐに休みます。
学校生活を続けていくためには、自分の気持ちに左右されずに、自分のやるべきことをこなしていく力が必要です。
その力を学校に復学する前に家庭での親の対応で子どもが身につけることができる。ということです。
つまり、学校に復学する前に、親が付き添って回復を待つのではなく、子どもが自立するように親が変わることが必要です。
そうすると、学校に復学してから、今までできなかったことができるようになり、さらに気持ちに左右されない子になります。
今までやりたくない!と避けていたことも自分なりに取り組むようになります。
復学支援の内容・流れはこちらのページをご確認ください。
GoTodayの復学支援の内容・料金ご家庭によって生活は様々ですが、Gotodayはどのような状況のご家庭であっても、親御さんが「親が変われば子は変わる」という考えに共感され、子どもの復学を強く願う親御さんであれば、復学支援をお受けしています。
不登校でお悩みの親御さんは一度ご相談ください。
子どもの不登校で仕事に影響のあった親御さんの復学事例
不登校になりしばらくして朝は起こさないようになり、仕事の休み時間に娘に電話をしたりしていました。
《体験談全文はこちら》
復学支援を受ける前の状況
- 小学3年の夏休み前から休みがちで、10月中旬から完全不登校になりました。それから約1年半の期間、不登校になっていました。
- 学校を休んでる期間の娘の様子は、一日中家にいて、レゴや絵を描いたり、YouTubeを見ていました。
- 外出は嫌がり、友だちに会いたがリませんでしたが、遠くのショッピングには行っていました。
- 学校に行きたくない理由は、校庭で上級生のボールを拾ってあげようとしたら「死ね」と言われたり、同じクラスの女子に校外学習の時に「早く歩かないとかかと踏むよ」と言われて踏まれたり、同じクラスの男子がふざけるのも嫌だったようです。
復学支援を受けて変わった様子
- 娘は学校に復学してから、友達が増え、友達と遊ぶようになりました。
- 友だちの話もするようになりました。
- 学校に行けなかった日のことを思い出すと、親子ともに安心して過ごすことができています。
約1年不登校「ご飯を食べられなくなっていたので、仕事を休んで付き添っていました」
《体験談全文はこちら》
復学支援を受ける前の状況
- 中学生になってすぐくらいから、学校に行く前にお腹が痛い、頭が痛いと言うようになり、その度に病院に行って診てもらって、終わってから学校に送っていました。
- 学校に行っても連絡がきて、迎えに来てくださいと呼ばれることが多くなり、そのうちご飯を食べなくなりました。
- ご飯を食べられなくなっていたので、私も仕事を休んで付き添っていました。
復学支援を受けて変わった様子
- 息子も自分で考えて行動するようになり、今は志望校合格に向けて受験勉強に励んでいます。
- 支援を受けている最中は本当に前向きになれて、ご指導通りに動けたので、とても助かりました。
その他の復学事例をもっと見る
【2024.4.8更新】不登校克服体験談集まとめ
- 仕事を辞めなくても良い唯一の方法は、子どもを学校へ復学させること
- 子どもを復学させるには、「親が仕事を辞めること」ではなく、親の「日々の対応・考え方」を変え、「自立させる」ることが復学への一歩
- 子どもが不登校だからという理由で親が仕事を辞め、子どもに寄り添うことは逆効果
- 不登校の原因は親の愛情不足ではなく、「自立と協調性の不足」で家庭と学校とのギャップにつまずいているから
- 母親が仕事を辞めて付き添ってしまうと、子どもは余計に自立しなくなる
- 親も年齢相応の適切な距離をとり、お子さんが自立していく家庭環境を作って行くことが大切
- 「親が変われば子は変わる」という考えで親が変わることで子どもを自立させ、学校に適応できるようにする
- 「子離れをする」という考えを持つ
- 親から離れられない場合でも、親の生活ペースを変えずに子離れしていく方が良い
- 「回復してから復学」という考えではなく、「親が変わってから復学」という考えを持つ