(この記事は2024年4月18日に更新されました)
- うちの子が不登校で学校に行かないのはもしかすると発達障害だからなのか?
- 学校がストレスに感じているのは発達障害だから?
- 発達障害でも復学できるのか?
最近は「発達障害」という言葉を見たり、聞いたりする機会が増えてきています。
お子さんが不登校になり、調べていると「不登校は発達障害が原因の可能性もある」と書かれているのを見たり、聞いたりすると気がかりですよね。
子どもが学校に行かない理由に発達障害に関連している可能性を考える親御さんも増えているようです。
私たちGoTodayにも「うちの子は、もしかしたら発達障害かもしれません」というご相談をいただくことが増えてきました。
学校に行けない理由が発達障害に関連しているのではないか?と考え、中には「発達障害だから、しょうがない」「学校が変わらないことには復学できない」と半分諦めている親御さんもいらっしゃいます。
「うちの子は発達障害かも?だから不登校になるのか?」「学校に行けないのは学校が息子の特性に合っていないから」とわずかな根拠で決めつけて本当に良いのでしょうか?
不登校を克服していくためには、発達障害かどうか判断するより先に、親ができることがあると私たちGoTodayは考えています。
この記事では、発達障害の基本知識と合わせてこちらの3つの内容を中心にお伝えします。
- 発達障害だったとしても、必ずしも不登校になるとは限らない
- 親が変わることで復学できるケースがいくらでもある
- 発達障害が原因で必ずしも不登校にならない理由
発達障害とは?
発達障害とは、主として先天的な脳機能の障害によるもので、乳幼児期から青年期にかけての発達の過程において明らかになるものをさす言葉として用いられています。
発達に偏りがある、日常生活で忘れ物が多い、仕事が続かない、話が一方的などの特徴が見られることがある複数の障害の「総称」です。
発達障害者支援法において、「発達障害」は「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」(発達障害者支援法における定義 第二条より)と定義されています。
- ASD(自閉症スペクトラム障害)
- ADHD(注意欠如・多動性障害)
- LD(学習障害)など
発達障害の場合、本人の怠慢や家族のしつけ・環境などが原因ではなく、基本的に脳の機能の障害から起こると言われていますが、発達障害の原因を明確に説明する根拠は、現時点ではまだありません。(参考:ドクターズ・ファイル)
また、原因は単一の要因ではなく複数の要因が関係しあう可能性が挙げられていて、いじめや虐待、社会との関係(学校、地域など、集団生活での人間関係)、トラウマなどのストレスによる環境要因といったことが原因となることもあると考えられています。
発達障害の特徴
主な発達障害の特徴について詳しくみていきましょう。
「臨機応変な対人関係が苦手で、自分の関心・やり方・ペースの維持を最優先させたいという本能的志向が強いこと」を特徴とする発達障害です。
ただし、置かれた環境によっては自分の関心を押し通すことがポジティブに捉えられ、「ちょっと変わった人」とは思われながらもコツコツと仕事に従事する人とも認識されることがあります。
しかし、不適切な環境では人間関係に支障をきたすことも出てきてしまい、自閉スペクトラム症が明らかになることもあります。
自閉スペクトラム症は個性として捉えることも大切であり、本人や周囲の人が円滑に生活を送れるよう、特徴にあった工夫をしながら対応することが求められます。
自閉スペクトラム症は2つの特徴があります。
- 対人交流とコミュニケーションの質が偏っていること
- 著しく興味が限局すること、パターン的な行動があることの
自閉スペクトラム症の人は、対人関係を築くことが苦手であり、人の気持ちを推し量ることが難しく1人でいることを好む傾向にあります。
コミュニケーションの取り方にも特徴を見ることとなり、話し言葉の遅れやおうむ返し、言葉の意味を理解することが難しく言外のニュアンスを察知するのも苦手です。
自分の置かれた環境に対してそぐわない丁寧すぎる言葉遣いや言葉のチョイスをすることもあります。
また身振りや手振り、目の動きなどもコミュニケーションには重要な役割を果たしますが、これら非言語コミュニケーションの意味合いを正確に察知することも苦手です。
興味の限定も自閉スペクトラム症で見る特徴的な症状です。
特定の物事に対して強い興味をもつ、特定の手順を繰り返すことにこだわる、手をひらひらさせるなどの常同的な動作を繰り返す、興味をもった領域に関してばかり膨大な知識を持つなどの特徴を挙げることができます。
注意欠如・多動症とは、不注意(集中力がないなど)、多動性・衝動性(落ち着きがない、順番待ちができないなど)の2つの特性を中心とした発達障害です。
ADHDの症状は7歳までに明らかとなり、幼稚園や学校生活のさまざまな場面で2つの特性による行動が確認されます。
ADHDに関連した症状は短期間で消失するものではないため、学業や友人関係の構築に困難を覚えることがあります。
ADHDの症状は、学童期や成人になっても持続することが多いといわれています。
決してまれではなく、男児のほうが女児よりも多い傾向があります。
なお、ADHDと自閉スペクトラム症は混同されることがありますが、両者は異なるものです。
自閉スペクトラム症では、コミュニケーションおよび対人行動の障害と興味の限局や行動のパターン化が中心となります。
ADHDの主症状は不注意、多動性・衝動性の2つです。
- 集中力が持続しない、継続的に1つの物事に取り組むことができない、ミスやなくし物が多い、上の空になりやすいなどの症状が見られます。
- 本人は真面目に取り組んでいても、他者から見ると怠けている、すぐに物事を投げ出してしまうなどと思われるようになってしまいます。反抗心などによるものではありません。
- 多動な子どもは、じっとしていることができずに絶えず動いています。たとえば、学校の授業を椅子に座って聞き続けることが困難であったり、貧乏ゆすりを繰り返したりします。
- 別の理由で医療機関を受診した際に、じっと椅子に座っていることができない様子からADHDの可能性を疑われることもあります。
- また衝動性が目立つ場合、どのようなことが生じうるかあまり深く考えずに、すぐに行動に移してしまいます。
- 気になるものが目に入ると危険をかえりみずに突然道路に飛び出してしまったり、相手のことを考えずにパッと思いついた言葉を発して他人を傷つけてしまったりすることも起こりえます。
- 周囲が症状を問題と捉えない場合も、「努力をすれば克服できる」と考えるのか「その人の個性だから問題ない」と考えるのかなどによって、ADHDに対する認識は異なるものになります。
- 認識の仕方を変えることで、ADHDの特性からくる症状の一部は肯定的に捉えることができます。
学習障害とは知的水準や身体の機能に大きな障害はないものの、読み書きや計算など特定分野の学習が極端に苦手となるのが特徴です。
同じく発達障害である注意欠如・多動症(ADHD)や自閉症スペクトラム障害などと併存するケースが多いとされています。
原因は生まれつきの脳機能の異常と考えられていますが、症状が明らかとなるのは本格的な教科学習が始まる学童期になってからです。
また、学習障害のある児童や生徒は学業成績が低い傾向にあり、自身と周囲との違いを認識することで抑うつ症状や不安症状などの精神的な不調を引き起こすことも少なくありません。
現在のところ根本的な治療方法はありませんが、本人の理解力に応じた適切な教育を受けることで、症状とうまく付き合いながら生きていく術を身につけることが大切です。
学習障害は、読み書きや計算、聞き取りなどの特定分野の学習能力が著しく低いのが特徴です。
幼児期から文字に興味を示さない、数を数えられないといった特徴が現れますが、症状が特に目立つようになるのは学童期に入ってからとされています。
知的水準や視覚・聴覚などの身体機能に異常はありませんが、注意欠陥・多動症や自閉症スペクトラム障害を併発するケースが多く、注意力や集中力が散漫である、周囲とうまくコミュニケーションが取れない、といった症状も見られます。
学習障害はこのようなさまざまな“生きづらさ”の原因となる症状を引き起こします。
そのため、気分の落ち込みや過度な不安感などが現れることも多く、成長するにしたがって引きこもりや他者への攻撃など社会生活に支障をきたす行動を繰り返すようになることがあります。
(参考:メディカルノート)
不登校の統計データからわかること
ここまで発達障害について基本的な特徴をお伝えしましたが、不登校のお子さんはどのような理由で不登校になっているのか、不登校の統計データをみていきましょう。(文部科学省:児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査)
文部科学省の不登校の調査によると2022年の不登校は30万人になり、毎年右肩上がりの状態で増え続けています。
参考:令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査
そして、不登校の要因とされるデータも合わせて示されています。
不登校になる要因を大きく分けるとこの3つに分けられています。
- 学校に関わる問題
- 家庭に関わる問題
- 本人に関わる問題
不登校の要因として多かったのは、「無気力・不安」というもので全体の51.8%でした。
参考:令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査
そして不登校の要因の7割が本人に関わる問題(無気力・不安51.8%、生活リズムの乱れ・あそび・非行11.4%)と学校に関わる問題(いじめを除く友人関係をめぐる問題9.2%)が占めていることがわかります。
ちなみに、不登校の要因の中で「いじめ」は全体の0.2%、「学業不振」は全体の4.9%でした。(参考:令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査)
不登校の要因は分かりましたが、一番肝心なことは、なぜ「無気力・不安になっているのか」「生活が乱れているのか」「友人関係をめぐる問題が起きるのか」です。
つまり、本人の「困りごと」がなぜ起きるのか?ということです。
私たちGoTodayは不登校の要因の4番目に挙げられている「親の関わり方(親子関係)」がとても重要であると考えています。
親が変わることの重要性
私たちGoTodayでは不登校になったのは、親御さんの育て方が悪い。ということではなくお子さんの性格に合っていなかった。と考えます。
初めに発達障害の特徴でお伝えしたように、発達障害や特性は集団生活においては「困りごと」になることもありますが、あくまでも本人の全てを決めることはなく、お子さん本人を知るための一部でしかありません。
子どもが得意なこと、苦手なこと等、子どもの特性をきちんと把握し理解した上で、それに合わせた関わり方をすることが大切で、いろんな面からお子さんを理解することが大事です。
具体的には、お子さんに対しての「過干渉」「指示命令」「学歴重視の早期教育」などの親御さんが行うお子さんへの対応を変えることです。
お子さんが不登校になりやすい親御さんの特徴についてはこちらをお読みください。
不登校児の親の決定的な特徴と解決策を専門家が解説親の「命令」「指示」「提案」などの親の過度な干渉に従ってきた子どもは、自分で考えて判断する機会がなく、成長できなかった。だから、親から離れて自分で考えて判断が必要とされる環境(学校)に不安を感じるのです。
逆に、親の言うことに反発してきたり、言われたことを右から左に受け流せる性格のお子さんは、不登校になりにくいです。
不登校になりやすいお子さんの性格はこちらをお読みください。
不登校になりやすいお子さんの典型的な17つの性格特性兄弟でも同じように子育てをしてきても、一方は不登校、一方は不登校にならず、問題なく通っているというケースがほとんどです。
小さい頃から親の過干渉で全て受け身で育っていると、自分で考え判断する気力がないため、何も行動を起こす気力もない。
部活や課題、自分の意見を考えて発表する授業などについていけず、一度失敗すると、さらに落ち込んで自信がなくなる。
そして「あれやりなさい」「これやりなさい」「なんでできないの!」などのプレッシャーでさらに精神的に追い込まれる。この悪循環になります。
もしくは、全て親が手取り足取り、困らないように子どもにやって「自分が周りに合わせる」ということをしてきていないため、協調性が育まれていません。
学校という集団生活で、今まで(家庭では)当たり前だと思っていたことが学校では通用しない、自分の意思や希望を反映した発言が制限されてきた。というのもあるでしょう。
具体的には、家では、自分では言葉を発しなくても、親御さんが気持ちを察して先回りしてしまう場合です。
例えば、
- 「喉かわいたのかな?(飲み物を出す)」
- 「寒いのかな?(上着を持ってくる)」
こんな具合に、子どもは言葉で自分の気持ちを伝えなくても、親が察して動いてくれるため楽なのです。
しかし、学校では、お母さんのような自分の気持ちをわかってくれる心の友はなかなかいません。
そうなると、学校は居づらい場所になってしまうのです。
不登校の本人も「なぜ学校にいけないのかわからない」というケースはよくありますが、それらが「無気力・不安」という先ほどの統計データにも表れていると思います。
やはり、「子どもへの親の関わり方」はとても重要だと考えています。
ここからは私の意見ですが、テレビや書籍などで「親の関わり方が不登校の原因」という内容で番組や書籍を出せば、それを認めない親御さんからは批判の嵐でしょう。
そして本も売れることはないため親の対応に深く言及する内容は扱わないのだと思っています。
それよりも
- 「不登校は発達障害が原因なので、本人にあったサポートを」
- 「不登校は病気であるから学校に行けなくても仕方がない」
- 「不登校は親は悪くない!」
というような内容であれば、共感を得られやすいのでメディアは取り上げるでしょう。
いずれにしましても、子どもをいかに自立した対応力のある強い子に育てられるか。が問われていると思いますし、不登校解決の鍵は、発達障害かどうかは重要ではなく、「親の対応」が大事であるということです。
学校は変わらないのに教室に復学して過ごせるの?
うちの子は、復学支援をお願いしたとしても、何も変わっていない学校やクラスに、息子は復学できるのか?と思われると思います。
復学する学校は変わらないままでも、家庭の日常 で親の対応を変えることと、適切なタイミングでの登校刺激をすることで復学できます。
下記のような順番です。
- 親の対応・考え方を変える
- 家庭内で子どもが自立し、対応力のある子になる
- 適切なタイミングでの登校刺激で学校に復学する
- クラスメイトとの関わりや行事を通してさらに自立した対応力のある強い子になる。
確かに、学校のシステムが変わることも大切ですが、学校のシステムだけ変わることを待つのではなく、日常の、無意識でなにげない、子どもに対する、親の言動、一語一句 を、見直します。
「学校に行けないのは発達障害だから?」と決めつける前に親にできることはたくさんあります。
支援の事例
発達障害の症状に関連した復学事例を掲載します。
小さい時から服の感触や音に敏感で自分の感情を言葉で表現するのが控えめな子でした。
《体験談全文はこちら》
復学支援を受ける前の状況
- 小さい時から、服の感触や音に敏感で自分の感情を言葉で表現するのが控えめ
- 夏休み明けから不登校になり、2学期は休日の部活動に参加し『3学期から学校いくわ』と言っておりましたが、部活にも行けなくなりました。
- スクールカウンセラー、市の教育相談、家庭児童相談所こだわりがきつかったり、短期記憶が弱い所もあったりで発達障害の疑いがあるかもとメンタルクリニックを訪れた。
- 学校の事を話すと不機嫌になり、落ち込む姿に私がそんな話を避けるように気を遣ってしまっていた。
復学支援を受けて変わった様子
- 息子が自分で考えて行動できるようになってきた…のではなく、本当はできるのに母は気づいていなかったということにも気づく
- ゆっくりじっくり待ち続けて見守っていると、子どもの成長をとても感じられた。
- 登校日、授業を受け、部活にまで参加し、晴々とした表情で友達を連れて帰ってきた
2年間不登校、放課後は最終帰宅時間までお友達とみっちり遊んでから帰宅しています。
《体験談全文はこちら》
復学支援を受ける前の状況
- 小学6年生の後半ごろから、少しずつ休み始め顔色が良くない日があったりしたので、心療内科にかかり、発達のテストも受けましたが特に診断はつかず。
- 中学へ進学後は、入学式には参加し、出られる授業だけ週に数回は出る
復学支援を受けて変わった様子
- 登校日から放課後遅くまで友達と残り、夕方帰ってきた娘は嬉しそうに 『疲れたー』 と充実した様子。
- その後は自ら翌日に備え早く寝て、必要以上に早い時間に起き登校し、放課後は最終帰宅時間までお友達とみっちり遊んでから帰宅しています。
母子登校9ヶ月・極度の怖がりで母子依存・10分おきの電話、1時間以内の帰宅を要求していた小学生
《体験談全文はこちら》
復学支援を受ける前の状況
- 担任の先生に不登校前の学校での子供の様子を聞くと、授業中、上の空の時が有り、忘れ物が多い、クラスメイトと比べて幼い感じがする、コミュニケーションが苦手との事でした。
- 発達障がいを疑い、数ヶ月の予約待ちを待って病院を嫌がり暴れる子供を父親が抱えて心療内科に連れて行くも、医師からは直ぐに解決するものでは無く、「ゆっくり時間をかけて様子をみましょう。」「子供が来なくても母親だけの通院でいいですよ。」と言われて通い、問診で発達障がいグレーゾーンの傾向有りと診断を受け、学校に行けるようになる為に具体的に何をすれば良いのか訊ねても、子供の特性に合わせて学校に配慮してもらう事、無理をさせない事でした。
復学支援を受けて変わった様子
- まず、復学してから一度も休まずに、嫌がっていた登校班で学校へ通い、1人で帰ってきます。
- 放課後は1人で外出なんて勿論、友達と遊ぶ約束もした事がなかった子が、登校初日から毎日、友達と遊ぶ約束をして1人で公園へ行く様になり、週末も友達と遊ぶ約束をして我が家と友達のお家を行き来する様になりました。
- 塾と水泳教室に通いたいと言い出し、1人でバスに乗って通っています。
自律神経失調症・発達障害・自閉症スペクトラムと診断、幻聴・幻覚を訴えていた小学生
《体験談全文はこちら》
復学支援を受ける前の状況
- 不登校になる前は、とても明るく元気な男の子だったのですが、夏休み明けから気持ち悪い、めまい、腹痛、を訴えて早退することが多く、微熱も続いていて自律神経失調症の症状がありました。
- 三学期はじめにインフルエンザで1週間お休みをしてから、学校にはもう行かない、学校やめたといい、自宅にいるようになりました。
- 幻聴、幻覚を訴えたり、死にたいと言ったこともあり、子供が精神的におかしくなったのではないかと思い、病院につれていくと、そこでは簡単な問診で、あっさりと「発達障害の自閉スペクトラム症ですねー」と診断されました。
復学支援を受けて変わった様子
- ご指導していただいたように親の対応を変えると、本当に何にもしなかった息子がとても自発的に、積極的に変わりました。
- お友達と自宅以外でも遊べるようになり、公園に出かけていったり、今までは苦手だったお友達とも、仲良く遊べるようになりました。
- 近所の大人に叱られても素直に聞けるようになりました。
- 妹や弟にも優しくなり、下の子が困って泣いていたら、以前は「泣くな。うるせー!だまれ!」といったりしていたのに、「お兄ちゃんがやってあげるよ。どーしたの?」と優しく声をかけ助けてあげたり、兄妹喧嘩をしても、子供たちで勝手に解決して、仲良くやり取りをする姿がみられるようになりました。
- 幼稚園生の妹も兄の回復のおかげで、兄のことが好きになり、ベッドで1人で寝れるようになり、身支度、幼稚園の準備、お片付け、お風呂、歯磨き、など、少しの声かけだけで全部自分でやるようになってしまい、幼稚園に楽しそうに通うようになりました。
「発達障害だから薬を飲んで様子を見ましょう」「入院治療しましょう」と言われていました。
《体験談全文はこちら》
復学支援を受ける前の状況
- 人が怖いからレジに並ぶとかできないといったことや、道を歩くと車に轢かれるような気がするから怖くて歩けないといったこと、また暗いとおばけが怖いから夜一人でおふろにはいられないといったことがありました。
- 息子の精神が不安定になってからは病院にも通いましたが、発達障害だから薬を飲んで様子を見ましょう、もしくは入院治療しましょうと言われ、とても受け入れられずにいました。
復学支援を受けて変わった様子
- 息子は不登校になるまで、また不登校の間も、どうせどうせと言って自己肯定感がとても低いと感じていましたが、復学支援を受け、再登校してからは、どうせという言葉も言わなくなり自己肯定感が上がったように思います。
- 宿題等についても私が先回りをして口を出さなくなったことで、自分で計画を立ててできるようになり、自分に関する様々なことを自分で考えるようになったと思います。
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不登校を乗り越えて:学校復帰への体験談を集めましたまとめ
不登校のお子さんはどのような理由で不登校になっているのか、不登校の統計から、「無気力・不安」51.8%、「生活リズムの乱れ・あそび・非行」11.4%、「いじめを除く友人関係をめぐる問題」9.2%を占めていました。
その理由として、
- 「発達障害だから」ではなく、親の「命令」「指示」「提案」などの親の過度な干渉に従ってきたお子さんが、親から離れて自分で考えて判断が必要とされる環境(学校)に不安を感じるていること
- 全て親が手取り足取り、子どもが困らないようにやってきた結果、「自分が周りに合わせる」ということをしてきていないため、協調性が育まれず、友人関係とのトラブルが起きて不登校のきっかけにつながっている
とお伝えしました。
子どもをいかに自立した対応力のある強い子に育てられるか、不登校解決の鍵は、発達障害かどうかは重要ではなく、「親の対応」が大事です。
実際に支援を受けて復学した体験談はこちらをお読みください。
不登校を乗り越えて:学校復帰への体験談を集めました復学支援の流れはこちらをお読みください。
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