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不登校支援の選択肢・完全ガイド2024(中学生・小学生)

復学支援GoToday|不登校支援の選択肢・完全ガイド2024(中学生・小学生)

「文責:小中学生復学支援・GoToday

このようなお悩みはありませんか?
  • 不登校支援の機関が多く、どの支援が合っているのかわからない
  • まず最初にどこに相談したら良いのかわからない

お子さんが小学校・中学校のお子さんが不登校になったとき、どうしたらいいのかわからない親御さんが多いと思います。

この記事では小中学生向けの不登校支援について「不登校支援機関の全体像や選ぶ際のポイント」をまとめています。

小中学生の不登校のお子さんをお持ちの親御さんで不登校支援の選択肢に迷っている親御さんは参考になさってください。

小中学生復学支援GoTodayでは、不登校克服を専門に、小中学生のお子さんの不登校でお悩みのご家庭に「親が変われば、子は変わる」という考えに基づいた支援を提供しています。

2018年から活動を開始し、毎年約40名のお子さんが当支援を通じて復学しています。GoTodayでは、遅刻や早退をせずに毎日教室に通えるようになるまで、復学期間を約3〜4ヶ月以内で教室への復帰を行えるように支援を行っています。

復学後も継続的に登校できるよう、ご家庭に合ったサポートを続けています。

GoTodayについての詳細は、こちらをご確認ください。

最終更新日:2024年8月16日

不登校はどうすればいい?不登校支援の選択4つのポイント

不登校の相談先は主に次の二つに分けられています。

  • 公的機関(学校や教育相談所(教育相談室)や教育支援センター(適応指導教室)など)
  • 民間(フリースクール・復学支援・カウンセリング施設・医療機関(心療内科や児童精神科)など)

それぞれの特徴としては、公的機関は学校と連携が強く、無料で相談やサポートを受けられる点です。

それに比べて民間はサポートを受けるためには料金がかかりますが、公的機関とは異なる視点や手法での支援が受けられる点が特徴です。

不登校支援の選択4つのポイント

お子さんが不登校になった時、「どうすれば良いのか?」と悩まれる親御さんも多いと思います。

この項では不登校支援を選択する際の4つのポイントをまとめてみました。

  1. 支援方針
  2. 支援の対象
  3. 支援内容
  4. 費用面

それぞれの支援機関がどのような支援内容なのか、どのような方針で支援を行っているのかを理解した上で相談に行くと、より適切な支援を受けることができます。

以下に、支援機関を選ぶ際の4つのポイントを1つずつ解説します。

①支援方針

支援方針は支援機関によって異なります。

「教室への復帰」を目指す支援機関や「教室復帰に重点を置かず」代わりとなる支援を提供する支援機関もあります。

このような支援機関では、お子さんの個々の状況に応じた教室以外の学びの場や生活支援を行うことに重点を置いています。

例えば、学校などの公的施設は再登校を目標としていません。国の方針として、不登校児童への支援は再登校させることをゴールとしない旨が明言されています。

不登校児童生徒への支援は,「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく,児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて,社会的に自立することを目指す必要があること。

引用:文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)

そのため、公的な機関では再登校に向けた支援に重点が置かれておらず、学校の先生やスクールカウンセラーなどの公的な支援機関に相談しても、「学校に復帰するため」の具体的なアドバイスを得ることは難しい場合があります。

学校復帰を目指す際には、学校内の公的な支援機関に頼るだけでなく、民間の支援サービスを活用することも必要になるでしょう。

支援を受ける際に方向性が違う支援機関を選んでしまったり、頻繁に方向性の違う支援機関に変えたりすると、お子さんも親御さん自身も混乱してしまい、スムーズに進めなくなります。

現在、支援機関の方向性とご家庭の希望が一致していない場合、その状況に悩まれている親御さんもいらっしゃるかもしれません。

その場合は、異なる方向性を持つ支援機関に切り替えることも選択肢の一つです。

したがって、支援機関を選ぶ際には、最初にご家庭の目指す方向性と一致する支援先を慎重に選ぶことが非常に重要です。初めから方向性の合った支援機関を選ぶことで、無駄な時間や労力を省き、子どもにとって最適なサポートを受けられるようになります。

②支援対象

不登校支援において、主な支援の対象は主に次の3つに分かれます。

  • 子どものみ
  • 親のみ
  • 親子両方

子どものみの場合

子どもに焦点を当てた支援方法には、いくつかの支援方法があります。

たとえば、カウンセリング等を通じて子どもの考え方や意識を変える方法や、医療機関で診断を受け、必要に応じて服薬する方法があります。

これらの方法は、子ども自身が支援の場に足を運ぶことが前提となっていて、自分でなんとか解決したいと考えるお子さんにとってはアドバイスをもらいながらうまく活用できると思います。

一方で、支援の場に通うことが難しいお子さんや、本人の意思はなく、親が無理に連れていく場合では支援の実施が難しくなることもあります。

また、不登校専門の家庭教師や支援機関が自宅に訪れて子どもにアプローチする方法も存在しますが、子どもがそれを受け入れない場合には、支援が進まなくなることがあります。

支援機関を選ぶ際には、あらゆる状況に対応できるノウハウを持つ機関を選ぶことが求められます。

親のみの場合

親のみを対象にした支援機関では、ペアレントトレーニングや親の会を通じて、子どもへの直接的な関わりを持たずに、親自身がケアを受けたり、専門家からのアドバイスを受けることができます。

親が自身のストレスを軽減し、子どもへの適切な対応方法を学ぶことが主な目的です。

教室復帰の支援を希望する親が、教室復帰を支援しない支援機関に参加した場合は、期待する成果を得られない可能性があります。

そのため、事前に支援機関の方向性や実績を確認し、適切な選択をすることが大切です。

親子両方の場合

親子両方の支援を行なっている支援機関もあります。

親と子ども両方に焦点を当て、それぞれに適した支援を行うことで、親も不登校に関しての知識やお子さんへの対応を学びながら、お子さんも同時にサポートしていくのでバランスの取れた支援を受けることができます。

これにより、親子関係の改善や、子どもの自立に向けた家庭全体の支援を受けることができます。

③支援内容

支援機関を選ぶ際には、支援内容や充実度が機関によって大きく異なることを理解しておくことが大切です。

毎日相談ができる機関もあれば、予約が数ヶ月先まで埋まっているところもあります。

特に、不登校の背景に家庭内での問題行動(暴言暴力・ゲーム依存・昼夜逆転など)がある場合も多いです。また、緊急の相談や継続的なサポートが不可欠です。

そのため、支援機関を選ぶ際には、予約状況、サポートの充実度をしっかりと確認し、親御さん自身や家族に合った支援が受けられるかどうかを慎重に判断することが重要です。

④費用面

支援機関によって費用は大きく異なり、公的な支援から民間の支援まで幅広く選択肢があります。

公的な支援機関は、費用負担が少ないか無料で支援を受けられる場合が多いです。しかし、その分、サービスの内容が限定されることもあり、予約が取りづらいという問題もあります。

一方で、民間の支援機関は公的な支援に比べて費用がかかることが一般的ですが、その分、より充実したサポートやきめ細やかな支援を受けることができます。

注意が必要なのは、費用が高いからといって必ずしも質の高い支援が受けられるとは限らないことです。逆に、費用が低くても充実した支援を提供している機関もあります。

そのため、支援機関を選ぶ際には、費用の高さや低さに囚われず、その支援が実際にどれほど有益か、支援機関の実績や方針をしっかりと確認することが大切です。

不登校支援の主な選択肢とそれぞれの特徴【不登校支援機関一覧】

不登校支援機関一覧をまとめました。

実際に相談に行かれる際の参考にしていただけたらと思います。

支援機関を選ぶ際には、実際に相談を受ける前にご自身でもHPなどで詳細を確認していただくことをお勧めします。また、他の利用者の口コミや評判も参考にすることで、より客観的な情報を得ることができます。

不登校支援の主な選択肢とそれぞれの特徴をまとめています。

学校内の支援

学校内の支援は主に以下のようなものがあります。

  • 校内フリースクール(校内教育支援センター)
  • 校内別室(保健室・相談室等)
  • スクールカウンセラー
  • スクールソーシャルワーカー

校内フリースクール(校内教育支援センター)

公立小学校や中学校の空き教室を利用して、教室に入れない子どもたちを支援する場所です。自治体の教育委員会が運営し、学校の教員や専門の教員が担当します。

このフリースクールでは、教室復帰を強制せず、子どもたちが自分のペースで過ごせるように支援が行われます。登校や下校の時間は自由で、子どもの意思を尊重しながら、学習や相談ができる環境が整っています。また、希望があれば通常授業の一部に参加することも可能です。さらに、校内フリースクールに出席した場合も、出席日数としてカウントされます。

校内別室(保健室・相談室等)

別室登校は、自分のクラスではなく、保健室や図書室などの別の場所で過ごすことです。

ここで勉強をしたり、先生やスクールカウンセラーと話したりしながら、少しずつ学校生活に慣れていきます。

多くの学校では、この時間も出席として認められることが一般的です。教室に戻ることを目指す一方で、無理に復帰を目指さず、子どもの気持ちを尊重する方針が取られています。

支援の内容は、子どものペースに合わせたものが多いです。

別室での時間を通じて生活リズムや学校とのつながりを保つことができますが、居心地が良すぎて教室に戻りにくくなることもあるかもしれませんので、目的を持ってバランスよく活用することが大切です。

スクールカウンセラー

スクールカウンセラーは、不登校の相談に限らず、児童や生徒の心理的なサポートを行っています。

文部科学省の資格要件を満たす臨床心理士、公認心理師、精神科医などがスクールカウンセラーとして活動しており、専門的な知識とスキルを持って対応しています。

カウンセリングは生徒だけでなく、保護者や教職員にも対応しており、生徒の心のケアだけでなく、保護者に対する助言やサポートも行っています。

子どもの気持ちや希望を尊重しながら進められる相談が中心のため、具体的な対策や学校に復帰する意欲が本人から出てこない限り、無理に進めることはありません。

参考:文科省(スクールカウンセラーについて)

スクールソーシャルワーカー

スクールソーシャルワーカーとは、福祉の専門性を持ち、児童・生徒の最善の利益を保障するために、学校などにおいてソーシャルワークをおこなう専門職のことです。

スクールカウンセラーとの違いは、その専門性にあります。

スクールカウンセラーは、悩みを抱える児童生徒や保護者の心に焦点を当て、カウンセリングを通じて心のケアや支援を行います。一方で、スクールソーシャルワーカーは、児童生徒を取り巻く環境に働きかけ、問題解決のための計画を立てたり支援を行う役割を担っています。

このように、スクールソーシャルワーカーは、児童生徒の周囲の環境全体に目を向けてサポートを提供し、包括的な問題解決を目指します。

参考:文科省:(スクールソーシャルワーカー活用事業)

家庭内の支援

家庭内の支援は主に以下のようなものがあります。

  • オンライン教材
  • 家庭教師

オンライン教材

不登校の小学生が利用できる通信制の教育教材は、自宅で学校の授業に遅れないよう学習できるものです。これらの教材の中には、利用することで小学校の出席日数として認められるものもあります。

ただし、このような教材は、お子さん自身が積極的に取り組む必要があるため、自分から進んで学習できるお子さんでないと効果を発揮しにくいです。

さらに、これらの教材は家族以外との交流がなくても学習が進められるため、集団生活で培われる協調性や社会性を学ぶ機会が少ないという点にも注意が必要です。

家庭教師

不登校専門の家庭教師は、お子さんが学校に戻るための準備や勉強の遅れを取り戻すためのサポートをします。

家庭教師が個別に指導することで、お子さんのペースに合わせた学習が可能です。オンラインで対応してくれる家庭教師も増えています。

お子さんが家庭教師を受けることに前向きであるかどうかが重要で、無理に進めると、逆効果になってしまう可能性があります。

また、家庭教師を受けることで勉強への不安が軽減される反面、学校に戻る意欲が薄れる可能性があることも考慮する必要があります。

専門機関・団体による支援

専門機関・団体による支援は主に以下のようなものがあります。

  • フリースクール
  • 不登校の親の会
  • 不登校を克服した親の会
  • 通信制の学校
  • 放課後等デイサービス
  • 復学支援

フリースクール

フリースクールは、不登校などさまざまな背景を抱えているお子さんを受け入れている民間の施設です。

不登校中でもフリースクールに通うことで勉強することができ、同年代の友達とも交流できます。

フリースクールの数は徐々に増えており、平成27年度の文科省調査では、474の団体や施設があることが確認されています。(参考:文部科学省「フリースクール・不登校に対する取組」)

なお、フリースクールは公的な機関ではなく、NPO法人や民間企業、個人などが運営しています。

一般的な学校と仕様が大きく異なるため、フリースクールの生活に慣れてしまうと再登校が難しくなる場合もあります

不登校の親の会

不登校の親の会は、不登校のお子さんを持つ親御さんが集まり、共通の悩みを共有できるコミュニティです。

親御さん同士が経験を分かち合うことで、「自分だけではない」という安心感を得ることができ、心の整理をする場として活用できます。

また、先輩ママからのアドバイスや体験談を聞くことことができますが、コミュニティーよっては、それぞれさまざまな考えがあり、「復学を目指さない」「学校は行かなくても大丈夫・なんとかなる」といった考え方が主流のため学校へ復帰を目指す方は雰囲気や考え方が合わないと感じることがあると思います。

親の会はオフライン・オンライン含めて全国に400団体以上あります。

全国の親の会一覧はこちら

不登校を克服した親の会

不登校を克服した親の会は、不登校を克服したお子さんを持つ親御さんが集まったコミュニティです。

実際に不登校を経験し、乗り越えた体験談を聞くことができますので、不登校で悩んでいる親御さんや、不登校を克服したいとお考えの親御さんは参加する価値は十分にあります。

不登校を克服した親の会はこちら

通信制の学校

通信制の学校には、通学コースとオンラインコースの2つのパターンがあります。

通学コースでは、週に1日から5日の中で自分に合った日数を選んで通学できる柔軟なスケジュールが特徴です。

一方、オンラインコースは年に数回程度の通学で済み、主に自宅でオンライン学習を行います。

しかし、オンラインコースを選ぶ場合、自宅学習が中心となるため、勉強しやすい環境を整えたり、自分でモチベーションを維持する努力が求められます。また、常に自宅にいることで、引きこもりのリスクが高まる可能性があるため、その点には注意が必要です。

放課後等デイサービス

放課後等デイサービスとは、児童福祉法に基づく福祉サービスの一つで、障害がある小学生・中学生・高校生(6歳~18歳)のお子さまが利用できる通所支援サービスです。

主に、放課後や休日、夏休み・冬休みなどの長期休暇に利用できます。

また、障害のあるお子さまだけでなく、発達に特性のあるお子さまの利用も幅広くおこなわれています。

参考:厚生労働省「放課後等デイサービスガイドライン

復学支援

復学支援とは、不登校になってしまったお子さんを学校生活に戻すための不登校支援の一つです。

民間の復学支援機関がそれぞれの考え方に基づいて提供しています。この記事を書いているGoTodayも、そのような復学支援機関の一つです。

復学支援は、支援の対象やアプローチ方法が機関ごとに異なる場合がありますが、多くの機関が親子両方、あるいは親に対して主にアプローチを行っています。

親御さんの対応や考え方を見直すことに重点を置き、お子さんの家庭内での問題行動を解消しながら、教室への復帰を目指す支援が主流です。

支援の根底にはお子さんの自立を促すことがあり、学校への復帰だけが最終的なゴールではないという考え方も多くの機関で採用されています。

支援内容は家庭の状況に応じたオーダーメイドで提供されることが多く、数ヶ月で学校復帰が可能になる支援機関もあります。

私たちGo Todayでは、親子両方へのアプローチを通じて「教室への復学・継続登校」を目指しており、これまで復学率100%を維持し、過去7年で300名以上のお子さんが復学しています。さらに、親御さんが困ったときにいつでも相談できる体制を整えており、安心して支援を受けられる環境を提供しています。

復学支援の費用については、他の支援と比較して高めになる傾向があります。

これは、各ご家庭に合わせたオーダーメイドの支援が行われるため、相談頻度が高く、より手厚いサポートが提供されるからです。そのため、費用は高めに設定されがちですが、それに見合った質の高い支援が受けられる点が大きな特徴となっています。Go Todayの復学支援についての詳細は、復学支援の詳細ページでご確認いただけます。

医療機関による支援

医療機関による支援は主に以下のようなものがあります。

  • 児童精神科
  • 心療内科
  • 発達外来
  • 児童思春期外来

不登校状態にある場合、親としては、診断や治療方法について慎重に考え、最良の選択をすることが求められます。医療機関を利用することも検討されると思います。

特に不登校になって診察を受けると、「起立性調節障害」や「発達障害」といった診断が下されることがあります。しかし、診断を受けることで、子ども自身が「病気だから学校に行かなくても良い」と考えてしまうリスクも存在します。

このような考え方が定着してしまうと、学校への復帰がますます難しくなることが懸念されます。

自治体・行政による支援

自治体・行政による支援は主に以下のようなものがあります。

  • 教育支援センター(適応指導教室)
  • 児童相談所
  • 教育相談所
  • ひきこもり地域支援センター
  • 児童保険福祉センター
  • 学びの多様化学校(旧:不登校特例校)
  • 子ども家庭支援センター

教育支援センター(適応指導教室)

教育支援センターは、教育委員会が市区町村に設置している施設で、適応指導教室とも呼ばれます

一般的には、不登校の小中学生を対象としていますが、施設によっては高校生を受け入れていることもあります。

学習支援や社会経験、スポーツ、調理、相談などを提供しており、1日のスケジュールはお子さんに合わせて決められるケースが多いようです。

施設での生活は一般的な学校生活と大きく異なるため、慣れてしまうと再登校が難しくなる場合もあります

「再登校を目指しておらず子どもが通える施設を探している」場合に利用を検討してみましょう。

児童相談所

児童相談所は、児童福祉法に基づいて設置される行政機関です。

児童虐待だけを扱っている印象があるかもしれませんが、不登校に限らず子どもに関する幅広い相談ができます。

児童福祉司や保健師などの有資格者が相談に乗ってくれることもあります。

教育相談所

教育相談所は、教育委員会が自治体や都道府県に設置している施設です。

不登校だけに限らず、子育てや教育に関する幅広い相談ができます。

場合によっては、臨床心理士による専門的なカウンセリングが受けられるケースもあります。

ひきこもり地域支援センター

ひきこもり地域支線センターは、厚生労働省が設置している機関です。

名前の通り、不登校だけでなく引きこもりについて相談できます。

電話相談できるのも特徴のひとつです。

不登校が長期化している場合や、顔出しをしたくない場合、施設が遠方にある場合に利用を検討できます。

精神保健福祉センター

精神保健福祉法により各都道府県に設置が定められている機関で、地域住民からの心の健康に関する相談に応じ、支援をおこなっています。

「もしかして、精神疾患や発達障害の特性があって不登校の原因になっているのではないか?」などと思うときは、まだ医療機関を受診するのはハードルが高いかもしれません。

そのような場合は、まず精神保健福祉センターに相談することができます。

学びの多様化学校(旧:不登校特例校)

不登校特例校は、国が設置している学校で、不登校のお子さんに合わせた特別なカリキュラムを提供しています

公立学校の場合には無料で授業を受けることができ、小学校・中学校・高校それぞれ存在しています。

また、高校の不登校特例校の場合は、公立か私立かにかかわらず高卒資格も取得できるため、進路の選択肢を広げたい場合におすすめです。

全国で35校の設置数があります。

(参考:文科省「不登校児童生徒の実態に配慮して特別に編成された教育課程に基づく教育を行う学校の概要」

子ども家庭支援センター

都道府県や市区町村により設置されている施設で、地域の子どもの福祉に関するさまざまな相談に応じるほか、児童相談所とも連携して支援をおこなっています。

自治体により名称が異なり、「児童家庭支援センター」と呼ばれている場合もあります。

参考:埼玉県「児童家庭支援センター

復学支援GoToday

私たちGoTodayは、お子さんの復学支援を行っています。

GoTodayでは、「親が変われば、子は変わる」という考えのもと、親御さんとともに、お子さんの自立心と協調性を育んでいます。

私たちの支援は、親御さんの不安や悩みに寄り添い、日々の困り事や対応について具体的にアドバイスを行なっています。

これまで、長期不登校、昼夜逆転、家庭内暴力、精神的な不調など、さまざまな困難を抱えたご家庭をサポートしてきました。2016年から2024年8月までに、300名以上のお子さんが無事に復学しています。

お子さんの不登校でお悩みの親御さんは一度ご相談いただけたらと思います。

GoTodayの復学支援についてはこちらでご確認いただけます。

復学支援GoToday|復学支援の内容・料金

お悩み別の考え方・対処法はこちらでお読みいただけます。

まとめ

不登校支援の選択4つのポイント

支援方針

  • 支援機関の方針(学校復帰を目指すか、学校とは別の支援を提供するか)を確認。
  • 公的機関は学校復帰に重点を置かない場合があるため、民間の支援も検討する必要がある。
  • 支援機関の方向性と家庭の希望が一致することが重要。

支援対象

  • 支援対象が「子ども」、「親」、「親子両方」のいずれかを確認。
  • 子ども向けの支援はカウンセリングや家庭教師などが含まれる。
  • 親向けの支援は、ペアレントトレーニングや親の会などがある。
  • 親子両方を対象とする支援は、家庭全体でのサポートが可能。

支援内容

  • 支援機関によって支援内容や充実度が異なるため、事前に確認が必要。
  • 家庭内の問題行動や緊急の相談がある場合、柔軟に対応できる支援機関なのかを確認。
  • 支援の頻度や予約状況も確認し、家庭に合った支援が受けられるかを判断する。

費用面

  • 公的な支援は無料または低料金だが、予約が取りづらかったりサービスが限定されることがある。
  • 民間の支援は費用がかかるが、より充実したサポートが受けられる場合が多い。
  • 費用の高さが質に直結するわけではないため、実績や内容を確認して選択する。

不登校支援の主な選択肢と特徴

学校内の支援

  • 校内フリースクール、校内別室(保健室・相談室等)、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーが含まれる。
  • 公的機関のため学校復帰に重点を置かず、子どものペースに合わせた支援が提供される。

家庭内の支援

  • オンライン教材や家庭教師など、自宅での学習支援が中心。
  • 子どもが自主的に取り組むことが求められる。

専門機関・団体による支援

  • フリースクール、不登校の親の会、不登校を克服した親の会、通信制の学校、放課後等デイサービス、復学支援などがある。
  • 学校復帰に重点を置く機関もあれば、学校に戻ることを目指さない機関も含まれる。

医療機関による支援

  • 児童精神科、心療内科、発達外来などで診断や治療をする。
  • 診断によるリスク(「病気だから学校に行かなくても良い」という考え方の定着)にも注意が必要。

自治体・行政による支援

  • 教育支援センター、児童相談所、教育相談所、ひきこもり地域支援センター、精神保健福祉センター、学びの多様化学校、子ども家庭支援センターなどがある。
  • 地域の行政機関を活用して、幅広い支援を受けることが可能。

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