【不登校と家庭内暴力】お子さんの家庭内暴力・暴言が激しい場合の原因と対応方法

復学支援GoToday|家庭内暴力でお困りの親御さんへ

「文責:小中学生復学支援・GoToday

こちらの記事は2024年2月13日に更新されました

このようなお悩みはありませんか?
  • 自分の意見が通らないと暴れて親だけではなく、兄弟にも手を出して困っている。
  • あれ買ってこい!死ね!など、親にしつこく命令したり言葉遣いが悪いです。
  • 何か気に触る事や思い通りにならないと、暴れて物を壊したり暴力を振るいます。
  • 公的機関に相談しても愛情不足、見守りましょうと言われてしまい、解決に至りません。

このような相談をよく受けます。

不登校の息子(娘)が家ではとても偉そうです。家の中で王子様(女王様)的存在で自分の思い通りにならないとすぐにキレてモノを投げたり手を出して来ます。

逆に機嫌が良い時はベタベタ触って来たり、ママーママーと甘えて来ます。なので家族みんな顔色をうかがって過ごしている状態でとても困っています。

このような状態でも復学支援を受けて学校に復学したケースはありますか?そして、このような子どもにどのように親として対応するべきでしょうか?

普段はおとなしかった我が子が、ある日突然暴力を振るい始める。そのような状況に戸惑う親御さんも少なくありません。

ご相談に来られるご家庭の中には、「親」だけではなく、「弟や妹」へ一方的に暴言暴力を振るうケースも多いです。

そのような状態でも親が対応を学んでいけば、学校に復学していますので、最後までお読みいただき参考にしていただけたらと思います。

今回は、『家庭内暴力・暴言が激しい場合の原因と対応方法』について書いていきます。

こんにちは!しのさんです。

こちらの記事をお読みいただき、ありがとうございます。

あなたは、お子さんの家庭内暴力で悩まれていますでしょうか?

特に小学生の高学年や、中学生になると、力も強くなり、暴れたり物を投げたりと手をつけられなくなることもあります。

家庭内暴力でお困りの方も必ず復学できますので、諦めずにご相談いただけたらと思います。

小中学生復学支援GoTodayは不登校克服を専門に小中学生のお子さんの不登校でお悩みのご家庭に「親が変われば、子は変わる」という考えを基本に一家庭一家庭に合った支援を行っています。

GoTodayは2018年から活動を始め、毎年約40名のお子さんが復学しています。

毎日遅刻早退なく継続して教室へ通えるように、復学までの期間は3〜4ヶ月で復学し、継続登校できるまで支援を行っています。

GoTodayについての詳細は、こちらをご確認ください

2024.2.19更新

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家庭内暴力とは?

「家庭内暴力」とは、子どもが親や家族に対して暴力を振るうことを言います。

家庭内では暴力を振るうものの、家庭の外ではおとなしく、家族以外には暴力は振るわないお子さんが多いです。

主に家庭内においてのみ行われることが多いことからこのように言われるようになりました。

一般的に言われている家庭内暴力が起きる理由

一般的に言われていることとしては、愛情不足や甘やかし、親が虐待をしている、ストレスが溜まっているから。など言われると思います。

ストレスが溜まっているから運動させた方が良いとか、子どもの要求を受けない。とか、言われると思いますが、まず、中学生であれば、ほとんどの場合で親が促しても外出しません。

子どもの要求を飲まないとことも大切ですが、状況によっては親御さんだけで行うと逆効果になる場合もあります。

子どもが暴言、暴力などある場合は、親御さんだけの対応はとても難しいため、指導を受けて欲しいと思っています。

なぜなら、これまでも子どもの要求を受けてはダメだとわかっていても、子どもが暴れたり、家族に危害を加えるため、要求を受け、求められるままに物を買ったり、子どものいわれるがままの対応をせざるを得なかったと思います。

指導を受け、客観的に指導を受けることにより、親御さんが冷静に対応ができるからです。

それでは次に私たちはどのように考えるかお伝えします。

GoTodayが考える家庭内暴力が起きる理由

家庭内暴力の主な要因は、暴言暴力を振るう相手に強く依存しているため起こります。

考え方の中心には「いつでも自分の思い通りになると思っている」「いつでも自分が優先してもらえると思っている。」「家族で1番中心的な存在でいたい」があります。

気に入らないことがあると、機嫌が悪くなる。食事を部屋までもってこい!食べもの買ってこい!と命令する。

学校に行けば、学校の奴らといても面白く無いとか、学校が面白く無いと言います。

自分の面倒は親が見るのが当然!と思っていて、親が自分の面倒を見なかったり、思い通りにならない場合は、なんで親は俺の言うことを聞かないんだ!という理屈を振り回します。

「俺は自由を奪われている被害者だ」と捉えて、自分がこんなふうになったのが親のせいだから親が最後まで責任とれ!と思っています。

自分の世話は誰かやってくれるだろうという考え方から、自分のことは自分で責任を持って行うという考えに変えていかなければいけません。

自分の思い通りに生きていられるのは我が家だけだ。だから家にいた方が良いという考えになります。

このような場合も、学校や家庭の外に原因があると考えるのではなく、家庭に原因があり、親がが変わることで子どもも変わるという考え方を持つ必要があります。

こちらも参考にしていただけたらと思います。

復学支援Gotoday|不登校の原因について 不登校の根本的な原因と親はどのように考えて対応すれば良いか

不登校で家庭内暴力をする子の特徴

  • 家では激しいが、外ではおとなしく、担任や家族以外からは良い子に見られる。(内弁慶)
  • 気分の上がり下がりが激しく、機嫌が良い時は、お母さん、お母さんと呼んだり、ベタベタ触ってくることもある。(感情の起伏が激しい)
  • 親を自分よりも下の立場でなんでもいうことを聞いてくれると思っている(わがまま)

不登校になりやすいお子さんの性格についてはこちらをご確認ください。

復学支援GoToday|不登校になりやすいお子さんの性格 不登校になりやすいお子さんの典型的な17つの性格特性

特に家庭内での様子と学校で振る舞いが違う場合極端にが多いです。

たとえば、家庭では暴力を振るっていたりするようなお子さんでも、学校では真面目に取り組んでいる場合が多いです。

大人しくしていたくてしているわけではなく、自分を表現する方法がわからないから大人しくしているように見えます。

学校で自分の気持ちを表現できず、他人の前ではさまざまなことを我慢しながら過ごしているため、そのストレスを家庭で暴れて発散することがあります。

結果として、家庭内での暴力につながってしまうのです。

そして、親に依存しているお子さんも暴力を振るってしまう傾向があります。

依存と聞くと甘やかされている印象をもつかもしれません。

しかし、厳しい親のもとで過ごしている子どもが依存しているケースもあるので注意が必要です。

たとえば、子どもの行動を制限して「〇〇しなさい」などと厳しくしていると、子どもは揉めることを恐れて親の言う通りにします。

言う通りにしなければいけない状態だと、自分の意見をもつことができなくなります。

やがて子どもは自分で考えることをしなくなり、親に依存するのです。

そして親の言われた通りに生きている中で、学校で何か問題が発生して不登校になることがあります。

「親に言われた通りに生きていたのに、こんなにストレスを感じるはめになった」と全てを親のせいにしようとすることあります。

そして、その思いを暴力として発現するのです。

一方、親が子どもを甘やかしているケースでは、子どもにとって親は「思い通りになる存在」です。

しかし、学校のクラスメイトはそうではありません。

これにより学校に行きたがらなくなり、溜まったストレスに親への暴力で発散しようとすることもあります。

不登校から家庭内暴力に発展している場合は、 家庭だけでの解決は難しい

初めにもお伝えしましたが、家庭内暴力まで発展してしまった場合は、家庭内だけでの改善は難しいと考えます。

理由として、子どもの反応を気にするようになり、親だけでは適切な判断、対応ができなくなるためです。

このような場合、気軽に周りに相談できる事でもなく、様々な指導機関に相談しても改善しないのが現状だと思います。

よくある事例として、特に小学生の高学年、中学生になると力も強く、子どもが暴れるのが怖いため子どもの様子を伺い、子どもの言いなりになり、子どもの要求をのんだりしてしまうことです。

また、家庭内暴力で暴れながらも、ある時には気分で母親に抱きついてきたり、べったり甘えてきたりというバランスの悪さもあります。

このように、今までの子育てが悪かったからなのか、と急に必要以上に子どもに優しくしたり、腫物に触るかのような対応をしたりしてしまうこともあるかと思います。

このような対応をすると一時的には暴れなくなったり、おとなしく素直になることはありますが、意見や要求が通らなくなるとまた暴れます。

これを繰り返すと、家庭での親と子どもの立場が逆転し、子どもが家の主人のようになります。

このようになってくると不登校改善とはほど遠くなっていきます。

学校や社会では、自分の思い通りには行かないことが多くあるからです。

その中で、自分をコントロールしていく必要がありますが、家庭でこのような状態ですと、学校に戻って継続登校するようになるとは考えづらいです。

家庭内暴力や暴言を抑える根本的な考え方

まず、親が子どもから子離れすることです。(子離れをする)

親は自分の思い通りにならない、自分のことは自分でさせる。という考えを子ども自身に教えなければいけません。

親が離れようとすると、子どもも必死についてこようとします。時には泣いたり喚いたりして、しがみついて離れない子もいるでしょう。

このような関係になるのは、溺愛して甘やかした場合だけではなく、厳しい躾をした場合にも起こります。

例えば、塾などの習い事や、勉強についてなど、本人の意思ではなく、親の期待や理想を優先し、親が手出し口出しした場合です。

コーチや家庭教師のようにつきっきりで教えるという場合です。

早いうちから反抗して、子どもの方が先に親から離れようとする場合は良いのですが、従順な子ほど親の考えで動き続けることになります。

いつも親の顔色を見て行動する状況が続くと、自分の意志と判断で行動する力が養われなくなります。

中には、自分は何をしたいのかもわからなくなってしまうよう子になります。

そうなると、特に中学生になれば、自分で考えなければいけない授業や部活などの人間関係が増えてくるわけで、今まで自分で考える習慣がない子どもは、学校が苦痛でしかありません。

また、依存関係になってくると、うまくいかないことは、全部親のせいになってきます。学校という社会に出れば、上手くいくことばかりではありません。

失敗した時に、自分ではなく、親のせいでこうなったとされてしまい、俺の責任は親がとれ!という考えになり、その結果が暴力暴言という形で表れ、他人には責任転嫁しますが、自分では努力をやめてしまいます。

こうならないためには、親は子どもの問題に過保護過干渉にならないこと、子離れをすることです。

母子もしくは父子で依存関係が強い場合は、どうすれば良いのか。

繰り返しになりますが、依存関係は簡単には、解消されません。

なぜなら、親が離れても、子どもは必死にしがみついてきます。

そうなった時に、親はそれでも突き放す勇気を持って、子どもの言いなりになるのをやめることです。

それをしない限り根本的な解決にはなりません。

親が子供から離れた時、子供は怒りだすかもしれませんが、言いなりになっていては状況は変わりません。

多くの親御さんは、わかっていても、やり方を修正する勇気が持てないと言われる親御さんもいらっしゃいます。

親御さんの根底にあるのは、子どもが怖いということではないでしょうか

それは、暴力が怖いというだけではなく、子どもに嫌われるのではないか?子どもに見捨てられるのではないか?という気持ちが根底にあるのではないでしょうか?

大人の引きこもりでは、親が経済的に厳しくなったり、病気になったり、時には亡くなるまでずっと依存関係を続けてしまうことも少なくありません。

厳しい言い方になりますが、親自身が子どもの自立を阻害していることに気づき、現実を見て親が変わる勇気を持つことが大切です。

学校生活の中で、自分の思い通りにならなくなった時、自分の思い通りになる世界(家庭)に引きこもり、自分のルールに従うことを家族に要求します。それが守られないと大暴れし、暴言暴力が見られます。

不登校で見られる家庭内での家族への要求は、学校生活などで自分の思い通りにならないことを補うために行われるもので、理想とのギャップが大きいほど、それは起こります。

厳しい言い方をしますが、それは、親が子どもに対して行ってきたことを子どもが親に対しての再現していると言えます。

このような状況は、親も子どもに何度も要求されると、わかっていても要求を受け入れてしまうため、第三者が介入しなければ、家族だけでは難しいです。

高すぎる理想とプライド

不登校になる要因に子どもの性格特性があるとこちらの記事でもお伝えしましたが、理想やプライドが現実でないほどに高いこともあります。

復学支援GoToday|不登校になりやすいお子さんの性格 不登校になりやすいお子さんの典型的な17つの性格特性

自信がない一方で、普通では満足ができず、思い通りにならない現実が面白くなく、プライドが邪魔をしてしまいます。

自信のなさと共に完璧を求めるので、それが現実では受け入れられず、傷つけられると社会に出ていくことに強い拒否反応をすることになります。

どのように家庭内暴力を解決し、学校に復学していくか。

まず、一番大切なことは、親は子どもの思い通りにならない。ということを親は態度や言葉で、根気強くブレずに示していかなければいけません。

家の中で王様(王女様)になっていても家の外に出ればみんな同じように見られますので、学校と家庭での扱いにギャップが無いように学校(社会)の対応と同じように接していく必要があります。

ある程度、親が主導権を少しづつ持ち、子どもの家庭内暴力が少しずつ収まってきて、タイミングを見ながら学校に復学する登校刺激を行っていきます。

自分で感情のコントロールをできるようになり、自分の世話は誰かやってくれるだろうという考え方から、自分のことは自分で責任を持って行うという考えにならなければいけません。

繰り返しお伝えしますが、家庭内暴力がある場合、親がブレずに続けることは、かなり困難です。

そして、親御さんのみで判断して行うことは逆効果になる場合もありますので、ご注意ください。

まとめ

もう一度お伝えしますが、私たちは家庭内暴力や暴言がある場合は、家庭だけでの解決は大変、難しいと考えます。

客観的に、家庭内での対応を見直し、毎日少しずつ対応を変えるように実践することでお子さんも必ず落ち着き、変わってきます。

  • 子どもにどう接したらよいかわからない
  • どこに相談したら良いかわからない

このような場合は、親御さんお一人で悩まずにご相談ください。

こちらのブログでお伝えしていることは、復学支援の基本的な考え方になります。不登校克服の専門的な指導が入らずに取り入れてしまうと逆効果になってしまう場合があります。
ご家庭によって対応が変わる場合がありますので独断で対応されないことをお勧めします。

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