【克服体験談21】何かある毎に、なんでも「お母さん、お母さん」と自分で考えることも母に任せていた – 中学2年生・男子

不登校 体験談

「文責:小中学生復学支援・GoToday

お子さんの不登校でお悩みの方のお力になればとのことで承諾をいただき、掲載させていただきます。

不登校期間

中学1年生夏休み明け〜

お母様からのお問合せ内容

小さい時から、服の感触や音に敏感で自分の感情を言葉で表現するのが控えめな子でした。

新しい環境にも慣れるのが大変で、勉強も集中できずにいたのに中学での初めての試験結果に、私が叱責してしまった事から徐々にしんどくなっていったんだと思います。

夏休み明けから不登校になり、2学期は休日の部活動に参加し『3学期から学校いくわ』と言っておりましたが、部活にも行けなくなりました。

今はDSをしたりTVをみて勉強は全くせずに過ごしています。

リビングで家族と居たり、休日になると一緒に出掛けたりしますが『一人は寂しい』と言っています。

自転車に乗って、手を振って元気に登校していく息子の姿をまた見たいです。

どうかよろしくお願いいたします。

再登校後、お母様より

中学校入学当初は、『勉強も部活もがんばる』と新しい環境に期待と緊張感を持って意気込んでいました。

他校から入学してきた子ども達がいる中での緊張感・学業不振・・・

『部活だけは頑張る!』と夏休みは休まず部活に参加していました。

勉強の事、生活態度について私が厳しくすることが多々ありました。

2学期の始業式の日に『あきらめていい?』と言われて完全不登校になりました。

『2度と学校には行かない』とふさぎ込んで、食事もあまりとらずにいた息子に元気になってもらおうと外食に連れだしたり、好きなものを見に行ったり何も注意することなく好き勝手な生活をさせていました。

何かある毎に『お母さん、お母さん』と何でも聞いてきて、自分で考えられる事も私に任せていたようでした。

家庭訪問に来て下さる担任の先生にも会うこともなく、本当に2度と学校に戻ることはないんだ・・・

と悲観的になって落ち込む毎日でした。

スクールカウンセラー、市の教育相談、家庭児童相談所こだわりがきつかったり、短期記憶が弱い所もあったりで発達障害の疑いがあるかもとメンタルクリニックを訪れた事もありました。

ほとんどが私のみで話をして、具体的にどうすればいいのかわからないままでした。

『学校には行きたくない』

『嫌なひとがいる』

学校の事を話すと不機嫌になり、落ち込む姿に私がそんな話を避けるように気を遣ってしまっていました。

どこを頼っていけばいいのかわからず、何をしたらいいのかもわからず、途方に暮れていたころGoTodayさんのホームページや指導を受けられた方のブログを何度も読み返して私の関わり方を変えたら何か変わるかもと、ご指導をお願いしました。

ご指導通りに私が行動していると、息子が自分で考えて行動できるようになってきた…のではなく、本当はできるのに私が気づいていなかったんだという事がわかりました。

迷う事があると具体的なご指導を頂き、自信をもって息子に関わる事ができました。

ゆっくりじっくり待ち続けて見守っていると、子どもの成長をとても感じられ、希望が持てました。

登校前日、弟に『明日から学校行くねん。』と宣言して、時間割りも自分でして部活の用意もしていました。

翌日の朝、友達が誘いにきてくれて登校していきました。

なんだか奇跡すぎて【行った・・・】???

本当に、想像できなかったことに実感がわきませんでした。

授業を受け、部活にまで参加し、晴々とした表情で友達を連れて帰ってきた事をわすれません。

こんな日がくるとは思いませんでした。

たくさんの方々に支えてもらったことに感謝しております。

ありがとうございます。

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