(この記事は2024年2月5日に更新しました)
お子さんを「弱い者」として見ない
あなたから見てお子さんどのように見えていますか?
親御さんの指導をしていますと、
- 「うちの子は〇〇はできないんですよ」
- 「うちの子は〇〇という特性があって〇〇は苦手なんですよ」
- 「うちの子は親が教えてあげないと気づかないんですよ」
など、不登校の子どもを「弱い者」として考える親御さんが多いです。
不登校だから→学校に行かない→弱い子
こんなふうに連想してしまうのでしょうか。不登校のお子さんを持つ親御さんの多くが、ほぼ無意識で我が子のことを弱い存在として見ています。
そのために、親の意識が「学校に行かない子供→弱者→親がやってあげなければ!」と考えるのではないでしょうか。
不登校を選べる強さがあります。
「この子は本当に弱いのか?」
と考えてみてください。
不登校になるお子さんは、他のお子さんが朝から毎日学校に行く中で不登校を選んでいます。
それって、強さとも解釈できるのではないでしょうか。(正しいか正しくないかは別として)
不登校のお子さんの中には、弱者扱いされることに過剰に反応するお子さんもいます。
プライドが高いお子さんですね。
不登校になっているお子さんの中には、委員会に立候補したり、クラスの前に立ってみんなに教えたりするお子さんもいます。
そのようなことをしていなかったり、自分は誰とも話したくない、一人でいる方が良いと言っているお子さんでも実は、自分がクラスの中心にいることを望んでいるお子さんは多いです。
それが教室では叶わないから、自分は必要とされてない。学校行ってもつまらない。という考えになります。
不登校になりやすいお子さんの典型的な17つの性格特性一人の自立した人間として接する
そのようなお子さんに、無理しなくて良いや、病院に行こうと連れて行こうとしても「学校に行かない自分はそんなに弱くない!!病気じゃない!」そんな気持ちが湧き上がってきて、自分のことをバカにしたり弱者扱いする大人に対して嫌悪感が湧き、心を閉ざし、関係が悪化していくんですね。
親子関係がひどくなれば、子どもは本音を話さなくなります。
そうして不登校は悪化し、長期化に向かいます。
不登校が長期化しないためにも親が子どもを弱者扱いをせず、ダメなことはだめ、良いことは認めてあげ、子供扱いせず、年齢相応に一人の自立した人間として接することが不登校を克服する対応の1つとして大切です。
不登校は、ちょっとしたきっかけで、学校を休み親に反発して学校を数日休んで、いざ学校に行こうと思っても日数が空いてしまい、学校のこともわからない、足踏みしてしまい長期化していくケースが多いです。
不登校のお子さんは、人一倍繊細で不器用かもしれませんが、親御さんが思っている以上に弱くありません。不登校が長期化する前にご相談いただければと思います。