お子さんの不登校でお悩みの方のお力になればとのことで承諾をいただき、掲載させていただきます。
不登校期間
中学2年生夏休み明け〜五月雨登校、完全不登校
お母様からのお問合せ内容
中学2年生始まってすぐ、同じクラスの友達が〇〇をする出来事がありました。
その出来事の1週間後に「自分はクラスの中で馴染めてない、馴染めない。」と話しをしてきました。
学校にすぐ相談をして担任の先生が対応してくれ、1学期が終わり夏休み開け頃から自分の体型が急に気になり、ダイエットを始め急激だった為、体重が急激に減り体調を崩し、今は病院に通院中。
消化器官の薬を飲んでます。
ダイエットで栄養不足もあったせいか気持ちの面でも自分には何もない。
今自分は何をどうしたら良いか分からない。
今まで頑張ってきた勉強もやる気力がなくなってしまった。と泣きながら話しはじめました。
体調が良くなれば学校も通うだろうと思っていたら登校渋りになり今現在学校に通えません。
再登校後、お母様より
◎娘が中学2年生に進級して新しいクラスがスタートして1カ月頃
「クラスに馴染めない」と娘が話してきました。
その他にも、
「朝の身支度の時、制服を汚してしまった。周りのみんなに何か言われるかな?」
「臭いとか気にならない?」と身なりの事もしきりに気にし始め、朝の忙しい時間に聞いてくる事が多くなり、つい「大丈夫!」と話しを娘を見て聞いてあげる事が出来ていませんでした。
それでも、1学期は学校を休む事なく通学して終業式を迎え夏休みに入りました。
夏休み中も〇〇部の活動、夏休みの宿題で課題として、高校見学に行き高校について調べたり、前向きに取り組んでいました。
生活リズムも乱れる事なく、2学期が始まり、学校生活を過ごしていましたが、2年生の始め頃からダイエットをしていました。
本人は自分は太っていると気にしていたようで、少しずつ 朝・昼は食事の量を減らし、夕食は食べない生活をしていました。
自分で運動も取り入れ、かなりストイックにダイエットをしていました。
その頃は、娘の体調が気になり毎日、「成長期の大事な時だから食事はバランス良く食べて気をつければ大丈夫だよ。」と話しをしたり、「ダイエットをしようと思ったきっかけは…もしかしてクラスの子から何か嫌な事を言われイジメられているとか?」と聞いてみたり。
何とか食べてもらおうと必死でしたが…全然話しを受け入れてくれないので、「娘が頑として聞き入れない時に話しをしても、お互い意地を張ってよくない」と思い、娘が自分で無理をするといけない!と気づくまで様子を見ながら放っておきました。
でも、11月頃になると、だんだん表情も明るさがなくなり、体力も見るからに疲れているように見え、反抗的な発言も多くなりました。
それでも娘は態度を変えませんでした。
学校行事の合唱コンクールもあり、練習もある為、学校は休まず通っていました。
12月頃「最近、体調がおかしい。」とやっと娘から話しをしてきたので、
「分かった!とにかく少しずつ食べて病院で診てもらおう!」と話しました。
この辺りから学校へ行く事を渋るようになり、
登校する事が出来なくなりました。
学校の先生やスクールカウンセラーさんから、「学校に登校出来るようになるまで、ゆっくり心も身体も休ませて下さい。」と提案があり、学校を休んでいる間は病院でカウンセリングを受けながら家で過ごしていました。
◎娘が学校に行かない…
娘は日に日に、私に甘えるようになり依存してきている。と思いました。
このままでは良くないと思い、ずっと気にかけて相談にのってくれていた知人から復学支援gotoday の話しを聞いてネットを見て【復学率100%】という言葉に驚いてしまいました。
【親が変われば子も変わる】この言葉を見た時に、私の弱さや不安な気持ちが娘を迷わせていたのかも…と気づかされ。
「今、向き合わないとダメだ。」と思い主人に話しをして面談を受ける事にしました。
面談で、「アドバイスを素直に受け入れてお母さんが変わろう!という強い意思があれば娘さんは学校行けるようになります。」
「お母さんの子育てが間違っていたわけではなく、娘さんには合わなかっただけ。」
と先生の心強い言葉に不安な毎日から救われるような気持ちになりました。
主人と話しをして、娘が中学校の楽しい時間を友達と過ごしたり思い出が作れない。卒業して先の事を考えると…指導受けよう。と決めました。
◎指導開始
最初は、指導の先生の話しを聞いて内容を理解したつもりでも、うまく出来ず子供に対して今までしてきた対応とは違う受け答えをするのに必死でした。
その度に【親が変われば…】という言葉を思い出して、「絶対に負けない!」と自分に言い聞かせました。
コロナの影響もあり、3年生に進級するまで他の子供達も学校が休校になりました。
3年生に進級しても、コロナの影響で他の子供達も学校へ行けたり行けなかったり。
うちの娘も、大丈夫!みんなと一緒!と思いながら頑張りました。
先生の心強い言葉に救われ、アドバイスを守り安心しながら指導を受けていました。
◎再登校に向けて
娘の様子を毎日 先生と連絡を取っていくうちに、そろそろ再登校の段階に入りましょう!と話しを聞いた時は嬉しい気持ちがいっぱいになりました。
娘から「お母さん、私の事応援してね。」と言われた時は涙が出そうになるのをグッとこらえて「応援するよ」と応えました。
娘が学生さんと学校に向かう準備をしている時は、家を出る事が出来るか?緊張しながら普段どうり娘の視界に入らないように〇〇していました。
色々な事を考えていると玄関から娘が「行ってきます。」と言って学校に向かいました。
扉が閉まった瞬間、感動して涙がとまらなく、すぐにみなさんに感謝の気持ちを伝えました。
娘が再登校するまでに色々な事がありました。
対応を間違えて、ご迷惑をかけてしまった事、いっぱいありました。
それでも、暖かく見守っていただき本当に心強く、感謝の気持ちでいっぱいでした。
再登校してから毎日、休まず学校に向かっています。
学校の課題も自分で考えながら取り組んでいます。
今までなら娘の事を考えずに親から○○したり、○○をして手出し口出しをしていましたが指導を受けてから、娘を信じて○○する姿勢。失敗をして学ぶ事がいっぱいある。
色々な事に気づかせていただきました。
たくさんの方に日々、支えられている。
これからも、教えていただいた事を忘れずに娘を見守っていこうと思います。