不登校が長期化して先が見えず困っている親御さんから、このようなご相談を多く受けます。
- 何年も不登校が続いていて、この先どうなるのか分からない
- 家族以外と関わらなくなり、社会とのつながりがりもなくなり不安
- 親として何をしたら良いのか分からず、情報ばかり集めてしまう
このようなお悩みを解決するために、Go Todayが多くのお子さんの再登校を支援してきた経験から考え方と方針をお伝えします。
GoTodayの考え方
不登校の長期化を解消するために、Go Todayでは、「親が変われば、子は変わる」という考えを基本に支援していきます。
また、同時にお子さんの自立を育みながら、学校復帰を目指しています。
不登校になると、多くの支援機関では、お子さんを主体としたカウンセリングや治療を行うことが多くあります。
ですが、Go Todayでは、子どもを変えようとすると、親御さんもその大変さに行き詰まり、状況が変わらないケースが多いと感じています。
なので、まずは、家庭での関わり方をお子さんの性格に合わせた関わり方に見直して、自立と協調性を育みながら、お子さんが自らの意思で学校へ戻れるような状態を作っていくことです。
それが不登校が長期化している場合のGo Todayの考え方です。
GoTodayの方針
Go Todayでは、個別の状況をお聞きしながら状況を分析します。
まずは、親御さんにお子さんの性格や状況にあった接し方を学んでいただきます。
その上で、お子さんが学校に戻りやすいタイミングを見極めながら学校と連携したり、必要に応じて、Go Todayのスタッフが第三者として関わりなが、復学のきっかけを作っていきます。
具体的には、
・平日毎日の電話相談(困ったときはメールも)
・会話ノート(親子の会話記録)添削
をしながら家庭内の問題点を改善していきます。
Go Todayでは、お子さんにどう接していいか分からないとき、困ったとき、心配や不安を感じた時には、ご連絡をいただければできるだけリアルタイムで対応をお伝えする体制をとっています。
特に支援を開始した直後だけではなく、登校前後、継続登校できるようになるまで支援をしています。
画一的な方法ではなく、それぞれのご家庭に合った支援を行っています。
長期化している場合は、家庭での関わり方も固定化されていることが多く、親子の距離感や接し方も変える必要が出てきます。
電話でお話ししているだけでは気付けないことは、会話ノートを見ながら確認していき、お子さんの本心を引き出して、自ら学校へ戻れる状態を作っていきます。
長期化している場合は、お子さんの学校に対しての不安や分からないことが大きくなっているため、必要に応じて第三者の関わりを通じてお子さんのサポート、復学のきっかけ作りを行います。
ケース別の方針
不登校が長期化している場合でも、家族とも話さない子もいれば、友達とは遊べる子もいます。状態が違えば、対応も変わってきます。
詳しくは個別相談の際に状況をお聞きした上で、詳しくお伝えしますが、それぞれ詳細は別ページでGo Todayの考え方・方針を記載していますので、宜しければお読みください。
事例・体験談
長期間の不登校でも、適切な関わり方ときっかけがあれば、学校へ戻って継続して通えるようになったお子さんはたくさんいます。
ここでは、長期間の不登校から再登校した3つの事例をご紹介します。
事例❶ 姉弟二人が6ヶ月不登校から復学したケース

姉弟二人が6ヶ月不登校から復学したケース
■支援前の状況
姉弟二人とも学校へ行けなくなり、親御さんは、最初は無理にでも登校させようとしていました。しかし、上のお子さんは頑なに布団から出ず、下のお子さんは玄関で泣きながら登校を嫌がりました。
親御さんが学校へ行かせようとすればするほど、子どもたちも反発する状態になっていました。
また、不登校になる以前から、「早くやりなさい」「どうして前もってやらないの」「宿題は終わったの」と、親御さんが先回りして声をかけることが多くありました。
子どもたちは次第にお母さんの機嫌をうかがい、自分で考えて動くのではなく、何でもお母さんに確認するようになっていました。
■GoTodayが考えた課題
こちらのご家庭では、学校へ行かせようとすることよりも、まず、親と子どもの問題を分ける必要があると考えました。
親御さんには過保護、過干渉という自覚がありませんでしたが、子どもが失敗しないように先回りし、子ども自身が考える前に親が答えを出している状態でした。
そのため、子どもたちは自分で決めて行動する経験が少なくなり、困った時には親に聞けばいい、親に何とかしてもらえばいいという関係になっていました。
■実際に行った支援
支援開始後は、親御さんからの登校刺激をやめていただきました。
毎日の電話相談と会話ノートを通して、親御さんの声かけや対応を一つひとつ振り返り、「親から必要以上に発信しない」「子どもの問題に口を出しすぎない」「子どもが話しかけてきた時には、きちんと話を聞く」という対応に変えていきました。
宿題や翌日の準備についても、親御さんが先回りして指示するのではなく、子どもたちに任せて見守っていただきました。登校日には、お母さんに確認しようとする場面もありましたが、スタッフが一緒に準備を進めることで、親に甘えることなく、自分たちで支度をして登校することができました。
■その後の変化
姉弟ともに再登校し、その後も継続して学校へ通えるようになりました。再登校後は、親御さんが宿題の時間を決めたり、やるように指示したりしなくても、姉弟で話し合って、夜9時から一緒に宿題をするようになりました。
お母様からは、支援を受ける前は、自分では過保護、過干渉のつもりはなく、どちらかといえばネグレクトに近いと思っていました。しかし、ご指導を受けてみて、かなり過保護、過干渉にしていたのだと痛感しました。
親発信はしない、過保護にしない、子どもが話しかけてきたらきちんと聞いてあげる、という対応に変えていったところ、子どもたちは自分で考え、自分で決め、自分で行動するようになってきました。
再登校から1か月後には、夏休みの宿題は、夜9時からリビングで姉弟並んでしています。その時間にすると、二人で決めたようです。親が余計な口出しをしなければ、子どもは自分で考え、自分で行動するのだと改めて感じています。とのご報告をいただきました。
事例❷ 約7か月の完全不登校と引きこもりの中学3年生が復学したケース

約7か月の完全不登校と引きこもりの中学3年生が復学したケース
■支援前の状況
中学3年生の男子で、いじめをきっかけに不登校となり、依頼時には約7か月間、学校へ行けていませんでした。徐々に引きこもるようになり、数か月間、外へ出られない状態が続いていました。
進路も決まっておらず、ゲームを中心に生活し、親子の言い争いや家庭内暴力も起きていました。
親御さんは、ネガティブに考えるお子さんを何とか前向きにしようと、「誰かのせいにするのはよくないよ」「誰のせいでもないことも、世の中にはたくさんあるんだよ」と、正しい考え方を説明し続けていました。
しかし、親御さんが励ましたり、考え方を変えようとしたりするほど、お子さんは反発するようになっていました。
■GoTodayが考えた課題
家庭内暴力が起きている場合は、まず暴力が起きる場面やきっかけを整理し、緊急性のある問題に対応する必要があります。こちらのご家庭では、親御さんからの声かけや説明がきっかけとなり、言い争いや暴力につながることが多くありました。
親御さんの言っていることは正論ですが、正しいことを繰り返し伝えても、子ども自身が考えて動くようになるとは限りません。お子さんを前向きに変えようとするよりも、まず親御さんからの発信を減らし、お子さんが自分で考えられる時間と距離を作る必要があると考えました。
■実際に行った支援
親御さんには、場面ごとの様子を詳しく聞きながら、余計な声かけや会話を減らしていただきました。
食事についても、「食べなさい」「魚も食べた方がいい」などと声をかけず、食べるかどうかは子どもの問題として任せていただきました。
また、親御さんの考えを説明してお子さんを変えようとするのではなく、「子どもには子どもの感覚や価値観がある」
と考え、親と子どもの問題を分ける対応に変えていきました。
親子関係が落ち着いてきた段階で、第三者のスタッフが関わりました。スタッフは、お子さんの話を否定したり、すぐに学校へ行くよう説得したりせず、まずは話を聞きました。
親や先生、友達ではない第三者だからこそ、誰にも話せなかった悩みや考えを話せることがあります。お子さんは一人では外へ出られない状態でしたが、スタッフと一緒に散髪や買い物へ行き、学校や高校進学に向けた準備を進めました。
その後、学校との調整や登校当日の支援も行い、再登校につなげました。
■その後の変化
支援開始から数週間後には、家庭内暴力と親子の言い争いがなくなりました。また、親御さんが食事について口を出さなくなると、それまで食べなくなっていた魚料理も自分から食べるようになり、食事中にジュースしか飲まなかった状態から、お茶や水も飲むようになりました。
そして、「外には出られない」と言ってカーテンを閉め切っていたお子さんが、髪を切り、「高校へ進学したい」
と自分の意思を示しました。
高校の面接にも参加し、中学校への再登校も果たしました。
親御さんからは、GoTodayさんの指導を受け始めてから、今までの私の「受け入れ方」や「見守り方」が的を射ていなかったことが分かりました。
今は、子どもには子どもの感覚や価値観があるのだと分かってあげられるようになりました。子どもが考え、本人が取り組めばいいのだと思えるようになり、我が子への具体的な声かけや対応も分かるようになりました。
また、第三者の介入について、親子だけでは解決が困難だった、息子の完全不登校と引きこもりの問題に、第三者が介入してくださったことで、息子の本心を聞くことができ、息子が動き出しました。と話されています。
事例❸ 家族との会話も減り、風呂にもはいらず自室にこもっていた中学2年生が復学したケース

家族との会話も減り、風呂にもはいらず自室にこもっていた中学2年生が復学したケース
■支援前の状況
中学1年生の冬休み明けから別室登校を始めましたが、持ち物についてお母さんと口論になったことをきっかけに、完全不登校となりました。その後は部屋を閉め切り、昼間でもブラインドを下ろしたまま過ごしていました。
部屋は散らかり、髪も切らず、お風呂に入るのは1週間から10日に一度ほどでした。服装もほとんど変わらず、食事や歯磨き、着替え、リビングでゲームをする時以外は自室から出てこなくなりました。
家族との会話もほとんどなくなり、食事も一緒に取らなくなっていました。不登校になる以前、お母さんはお子さんが失敗しないように、「早くしなさい」「持ち物はちゃんと持った?」「宿題を早くやりなさい」「ゲームばかりしていないで、早く寝なさい」「お風呂に入ったら?」と、先回りして声をかけていました。
■GoTodayが考えた課題
子どもが部屋にこもり、家族と話さなくなると、親御さんは何とか元気にしようとしたり、外へ連れ出そうとしたり、子どもの機嫌を取ろうとしたりします。しかし、子どもの生活ペースや機嫌に家庭全体が合わせ続けると、子どもはますます家から出づらくなることがあります。
こちらのご家庭では、お子さんをすぐに変えようとするのではなく、まずお母さんの過保護、過干渉、先回りの声かけを見直す必要があると考えました。
■実際に行った支援
支援開始後は、毎日の相談を通して、お子さんの変化を確認しながら、その時々に必要な対応をお伝えしました。お母さんには、お子さんの機嫌を取ったり、無理に明るくしようとしたりせず、子どもの問題に必要以上に口を出さないようにしていただきました。
また、子どもが困る前に親が答えを出すのではなく、本人が分からないことを自分から聞けるようになるまで待つことも大切にしました。
その後、第三者のスタッフが関わり、学校の先生とも連携しながら、再登校に向けた準備を進めました。GoTodayでは、再登校だけでなく、その後も継続して学校へ通えることを目標にしています。
不登校が長期化している場合、再登校後もしばらくは、不登校中の生活や以前の親子関係に戻りやすい時期があります。そのため、再登校後も相談を続け、親御さんが以前の対応に戻らないよう支援しました。
■その後の変化
再登校の日、お子さんは、親から「学校へ行きなさい」「勉強しなさい」と言われていない中で、自分から学校へ行くことを決めました。
分からないことについても、「分からないから教えてください」と、自分から周囲に助けを求めることができました。お母さんは当時を次のように振り返っています。
ご指導を受けてすぐに、これは今まで自分がやってきたことと全く違うと感じました。13年間、自分がよかれと思ってやってきたことの多くが、息子のためになっていなかったことに驚きました。
でも、「だからこうなったんだ。ここを改善して、私が変われば結果が出るんだ」と納得できることばかりでした。再登校から約1か月後には、毎朝6時30分に自分で起き、7時25分に家を出て登校するようになりました。
帰宅後は、好きなオンラインゲームをしてから、自分で宿題に取り組んでいます。以前のお母さんであれば、「宿題が終わってからゲームをしてね」「そろそろ勉強しなさい」と言っていましたが、今は親が何も言わなくても、自分で時間を調整できるようになりました。
ゲームを何時間も続けることもなくなりました。学校では合唱祭に参加し、クラスメイトと一緒にステージで歌いました。担任の先生からも、「授業中は積極的に発言しています。クラスメイトともうまくやっています」との報告がありました。
家庭でも、以前は姉弟げんかのたびにお母さんが間に入っていましたが、今では姉とも自然に関わり、二人で笑って過ごすことが増えています。
Go Todayの復学支援
長期化した不登校であっても、必要な対応は一人ひとり違いますので、解決方法は子どもの数だけあります。
GoTodayでは、各ご家庭の状況を詳しくお伺いし、お子さんの性格や現在の状態に合わせて、再登校と継続登校に向けた支援を行っています。
親御さんだけでは、行き詰まってしまいどうすればいいか分からない親御さんはGo Todayにご相談ください。

不登校が長期化している場合のよくある質問
不登校期間が3年以上続いているのですが、それでも復学できたケースはありますか?
はい、あります。
小学校から3年以上不登校が続き、小学校の卒業式にも出席できず、中学校の入学式にも参加できなかったお子さんが、教室へ復学し、継続登校できるようになった事例も多数あります。
私たちは、不登校の期間そのものが復学できるかどうかを決めるとは考えていません。
もちろん、不登校が長期化すると、勉強の遅れや体力、人間関係など、不安になることはたくさんありますが、これらは学校へ戻ってから少しずつ取り戻していくことができます。
大切なのは、不登校が何年続いたかではなく、お子さんが学校へ戻れない状態になっている原因を見極め、その状態を変えていくことです。
Go Todayでは、「親が変われば子は変わる」という考え方をもとに、ご家庭での関わり方を見直し、お子さんが「学校へ行きたい」「行ってみよう」と思える状態を作りながら、復学を目指しています。
学校に復学した後、勉強の遅れはGo Todayさんでは何か対策していただけますか?
Go Todayでは、勉強のサポートは行っておりません。
お子さん自身の自立心が育まれることで、お子さん自身が必要性を感じ、自分で考えて取り組むようになると考えているからです。まずは、学校生活に慣れ、継続登校できることを重要視しています。
Go Todayが支援するのは勉強そのものではなく、子どもが自分の課題に自分で向き合える土台づくりです。