コロナの時期は親も子も今までに経験したことがない期間だったと思います。
私たちは、このような期間であっても、お子さんの自立を育む子育ての指導を行っています。
学校の状況が変わっても、子育ての大切な考え方は変わりません。
お母さんが不安になると子どもも不安になる。
結論からお伝えすると、母親が不安な気持ちになると必ず子供に伝わります。
今日は学校へ行くのか?行かないのか?と不安や心配な気持ちを出すと、子どもにも伝わります。
子どもには不安な気持ちや心配な気持ちを悟られないようにすることが大切です。
今回の長い休校期間中に、子どもは友達と会ったり、遊んだりできず、家にいて、とてもストレスも溜まっていると思います。
親御さんも、自由に動けず、日々変わる情報だったり、普段と異なる対応を迫られて大変だと思います。
オンライン授業も始まっているけれど、子どもは全く宿題に手をつけない、朝も起きてこず、昼まで寝ているなど、見ているとイライラしたり、このまま学校に行かなくなるのではないか?という不安もあるかと思います。
不安な気持ちになってしまうのは仕方がないことです。
ただ、子どもに悟られないように対応することが大切になります。
メディアに騙されないこと
最近はコロナで、長期間休んでいるので、学校は無理して来なくて良い。
子どもの気持ちを考えて、辛いなら学校に行かなくても良い。
など、テレビでも流れるのを目にします。
しかし、無理して学校に行かなくても良いと言うのは、本当に子どものためを思っているのでしょうか?
休む期間が長期間にわたると、家庭内ではどのような問題が起こるのか、休むと今後、どのようなことに影響していくのかなどの問題点も伝えずに、安易に学校を休んでも良いと言うのは無責任な言葉です。
そのように言っている方たちは、「休んでも良いよ」と言うだけで、その後に子どもたちがどうなっているかは関係がありません。
休むのは簡単ですが、学校に戻りたいと思っても、簡単には進みません。
大事な事は、お母様ご自身が、安易にメディアの情報に惑わされないことです。
子どもたちは、大人が思っている以上に頭がいいです。
「大人が休んでいいと言っている、先生が休んでいいと言っているから!」と主張するでしょう。
逆に学校に行くようにと大人が話をすれば学校に行けるのでしょうか?そんなに単純な話ではありません。
学校の先生を頼りすぎないこと
学校の先生は勉強を教える専門家ですが、不登校克服の専門家ではありません。
学校の先生も熱心に不登校を改善するためにさまざまな関わりをしてくださる先生方もいらっしゃいます。
熱心に外に連れ出そうとしたり、逆に学校に無理して来なくて良いという言葉かけや、別室・保健室登校など、話してくださる先生方もいるかと思います。
しかし、そのような意見も、先生の本当の気持ちではなく、学校の方針であったりすることがほとんどだと思います。
先生も無理してでも来るようにと伝えて、何か問題が有れば責任は取りたくないですから、一番安全な方法を伝えてくださるでしょう。
親としては、先生が言っているのだから、休ませた方が良いのかな。
でも、いつまで休ませれば良いのだろう?という不安な気持ちになるかと思います。
先生の意見に合わせるばかりではなく、時には、ご自身の考えも伝えることが大切です。
もちろん、先生方にはこちらの意見ばかりではなく、対応していただいた際にはお礼や感謝の気持ちを伝えることも忘れずにしたいですね。
まとめ
まとめますと、今回はこの3つをお伝えしました。
- お母さんが不安になると子どもも不安になる。
- メディアに騙されないこと。
- 学校の先生を頼りすぎないこと。
私たちの復学支援では、お母様自身が不安になったり、気持ちがブレないように、日々の対応や考え方・声かけの仕方をお伝えしています。
復学支援を受けていただく際には、学校の先生への伝え方や、伝える内容も教えています。
少子化の世の中は子どもを大事に、子どもを中心に。
というような風潮ですが、すべてがそうとは限りません。
親は親らしく
対応していくことも大事です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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こちらで書いている内容は、復学支援の基本的な考え方になります。不登校克服の専門機関が入らず、独断で判断されることはお勧めしません。


こんにちは!しのさんです。
こちらの記事をお読みいただき、ありがとうございます。
最近は、コロナが落ち着いてきて、学校が少しずつ再開していますが、学校が再開するに当たって意識するべきことをお伝えします。
学校が再開しても登校していないお子さんや、学校が再開してから登校しなくなったお子さんがいる親御さんも多くいらっしゃるかと思います。
こちらの記事を読んで参考にしていただけたらと思います。