(このページは、2024年2月4日に更新されました)
- うちの子はどうして不登校になったのだろうか?
- いろんな支援機関に行ったけど解決しない
- 子どもがどんどんわがままになっている
- 遅刻や欠席が多く、継続登校ができない
- 親に依存していて、親離れができなくなってますます赤ちゃん返りしている
- 親はどうしたら良いか途方に暮れている
我が子には元気に学校に行って沢山の仲間に囲まれて、イキイキと人生を楽しんでもらいたい。本来、親はそう願うものです。
あなたも、お子さんが不登校になり、いろいろな相談機関や医療機関に行かれたりネットで調べたりしてきたのではないでしょうか?
今回は私たちが考える「不登校の根本的な原因と親はどのように対応すれば良いか」について書いていきます。
小中学生復学支援GoTodayは不登校克服を専門に小中学生のお子さんの不登校でお悩みのご家庭に「親が変われば、子は変わる」という考えを基本に一家庭一家庭に合った支援を行っています。
GoTodayは2018年から活動を始め、毎年約40名のお子さんが復学しています。
毎日遅刻早退なく継続して教室へ通えるように、復学までの期間は3〜4ヶ月で復学し、継続登校できるまで支援を行っています。
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2024.2.19更新
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一般的に言われている不登校の原因
一般的に言われている不登校の原因は、「いじめ」や「精神的な病気」で学校に行けなくなっている。と考えられています。
お子さんが不登校になると、ほとんどの親御さんが、学校でいじめられたのか?もしくは発達障害ではないか?と考えてスクールカウンセラーや心療内科に相談に行かれる親御さんが多いです。
しかし、相談に行かれても「子どもに寄り添いましょう」「好きなことをさせてください」「エネルギーが貯まるまで待ちましょう」と言われるだけで、具体的な解決策は言われせん。
無理して学校に来ないようにと腫れ物に触るように、特別扱いされてしまいます。
そして、心療内科に行き、「朝起きれない」と症状を伝えると「起立性調節障害」、「友達とうまくコミュニケーションが取れない」「家で暴れたりします」と伝えると「発達障害」と診断されます。
多くの親御さんは、「うちの子は起立性調節障害なので、不登校の原因は体調の面が大きいとは思います。なので、不登校で仕方がありません」と納得してしまいます。
しかし、本当の子どもの心の悩みを見ずに、病気だから仕方がないと納得してしまい、不登校を解決することを諦めないでください。
いずれ時間が経てば学校に行くだろうという考えで時間が過ぎてしまうケースが多いです。
ここからは私たちが考える不登校の原因についてお伝えします。
私たちが考える不登校の根本的な原因
結論からお伝えしますと、
- 子どもの性格が学校生活(社会生活)をしたり、人間関係を築いていく上で少し偏りすぎている性格になっていて、学校生活(社会生活)に適応できない子になっているから
子どもが悪い。ということではありません。
「学校に行きたくない」という場合、ほとんどで主な理由は分かりません。
本人もどうして自分が学校に行けないのか分からないことが多いからです。
不登校になりやすいお子さんの性格があり、その性格が学校生活(集団生活)を送る上で少し偏っていると学校でストレスを感じます。
そして、そのストレスがだんだんと積み重なっていきます。
生きていく上でストレスを感じないで生きていくことは不可能です。
しかし、学校や集団生活でストレスを感じたとしても、考え方を切り替えたり、上手くストレスに向き合ってうまく対処できるようになり、プレッシャーを跳ね返す力が付けば、学校に継続して通うことができます。
お子さんの自立と協調性を育むために「親が変われば子は変わる」と言う考えで私たちは復学支援を行なっています。
子どもの気持ちを理解しないと不登校の根本的な解決はしない
不登校のお子さんで、起立性調節障害などの精神病やいじめなどの人間関係や環境(電車移動などのストレスなど)で学校に行けなくなった。と考える親御さんは多いですが、初めにも書いたように、子どもの本当の気持ちを理解しなければ、不登校は根本的に解決しません。
病名をつけても周りは納得するかもしれませんが、病名をつけられた本人は病名をつけられたところで、悩みは解決しないのです。
なので、ほとんどのお子さんは継続して通院もしませんし、処方された精神薬も飲まないお子さんの方が多いです。
なぜなら子ども自身が、自分は病気で学校に行けなくなっているのではない。と一番よく分かっているからです。
そして、お子さんが環境(学校や人)を変えれば学校に通える。というお子さんもいます。
クラス替えをしたり、担任を変えてもらったり、学校の近くに引っ越したとして環境を変えたとしても、はじめのうちは登校するかもしれませんが、継続登校は難しいです。
なぜなら、問題の先送りをしているだけで、本人の考え方が変わっていないからです。
また環境を変えた先で同じような人や環境にならないとも限りません。
朝起きれない子の場合は、学校がストレスでしんどくなってきた結果、それが朝起きられない等の症状になってカラダに表れている状態です。
例えば、中学生になると、みんなの前で発表する授業や、小学生の時と比べて科目数や授業時間も増えて、部活もあります。
急な環境変化とストレスと緊張があるので、お腹が痛くなる、手が震える、吐き気がする等の症状が出るのと同じ延長線に朝起きれないということがある状態です。
発表しなくてもいいとなると、症状は治まります。
そして、学校に行くのがストレスなので、学校に行く朝に起きられないなどの状態になります。
そのため、学校に行かなくてもいい夏休みなどは比較的調子が良かったり、楽しみな旅行に行くとか遊びに行く等の朝は起きられる子もいます。
「学校に行きたくない」となる場合、いじめられている訳ではなく、ごく普通の子。友達もいて、勉強もそこそこで、学校に行けばそれなりに楽しい子。いわゆる普通の子でも「不登校」にはなります。
いじめられて行けないというよりも、むしろ普通の子の方が多いです。
本人でさえ「何で学校に行けないんだろ?」と思い悩みます。
友達もいるし、先生ともそれなりに関わっている、勉強も悪い方じゃないのに、何でいけないんだろ・・・と。
根本的な原因は日々の小さなストレスとプレッシャーの蓄積してしまう本人の性格や特性をもっているからです。
先生や友達から言われた何気ないひとこと、宿題をしなさいという言葉、勉強しなければというプレッシャー、片付けなさいという言葉など、ひとつひとつはどうでもいいような言葉ですが、それを聞き流せないと蓄積されていきます。
不登校のお子さんの性格はこちらで詳しく書いていますが、特に学校生活の中で「他人に気を遣いすぎていたり、先々心配したり、自分の気持ちを切り替えることができなかったり、少し神経質で相手に気を遣いすぎてしまったりして考えすぎてしまうお子さんが多いです。不登校になりやすいお子さんは本来は優しくてガラスのハートの持ち主です。
不登校になりやすいお子さんの典型的な17つの性格特性なので、真面目すぎる性格を少し緩めてあげられるようにしたり、ガラスのハートを少し強くしたりすれば、学校生活だけではなく、今後の人生で役に立ちます。いずれは社会に出て人間関係を作っていきます。
そのためにも中学生までの間に、学校生活を通して、人間関係を学んだり、自分の感情をコントロールする術を学んでいくのです。
まずは学校生活(集団生活)を送れるような子になるために親が変わることです。
不登校を根本的に解決するために親ができること
あなたが親の立場でお子さんの不登校を根本的に解決するためにできることは、「親が変われば、子は変わる」という考えのもと、うちの子は精神的な病気ではなく、自立心と協調性を育むことで学校生活(集団生活)を送れる子になると考えること。
そして、厳しい言い方になりますが、そのような性格に育てたのは、今までの親の関わり方がこのような子に育てた。と考えお子さんの性格に合った対応をしていくことです。
つまり、『不登校の根本的な原因は他人や学校(環境)、精神的な病気だから。と考えるのではなく、家庭(親の対応)にある』と考えることです。
ですので、親が変わることで、子どもの性格も変わり、「学校に(社会)に適応できる力を子どもが身につけること」で学校に行けるようになります。
この考え方が、復学率100%の私たちが考える不登校を根本的に解決するための結論になります。
無理せず休ませましょうでは根本的な解決にならない
「学校に行きたくない」となるのは、それまでの日々の小さなストレスとプレッシャーが上手く消化できないまま、どんどん積み重なったときに「学校に行きたくない」となります。
- 今は、無理をせずエネルギーが貯まるまでゆっくりと休みましょう。
- 勉強なんかもしなくて良いです。家で楽しい事だけをして過ごして下さい。
- テレビやゲーム、Youtubeなど好きなことだけをしましょう。リラックスして休むことで、元気も気力も段々回復していきます。
と一般的には言われますが、私たちは、ただ、期限もなく好きなようにさせましょうとするのではなく、親の対応を変え、子どもの自立と協調性を家庭で身につけ、子どもを1日でも早く学校に戻してあげることが大事だと思っています。
「1日でも早く」というのは、子どもの気持ちを無視して無理やり学校に戻すのではありません。
段階を踏んで学校に戻れるように準備をしていきます。
どのように進めていくのかは、お子さんの状況や、ご家庭の状況によって変わるので面談の際にお話しさせていただいております。
不登校は誰も悪くありませんし、環境や他人を責めても根本的な解決にはなりません。
不登校になっている現実を受け止め、どうしたら不登校を解決し子どを自立させていくかを考えることです。
「魚を与えるよりも、釣り方を教えよ」
という言葉がありますが、
子育ても同じように、親が手をかけすぎるのではなく、子どもが自分で人生を切り開き、自立して充実した人生を送れるように親は適度な距離感で子どもを自立に導いていく責任があると思います。
親は誰でも初めから完璧な子育てをすることはできません。
失敗しながら親として学び、成長していくものだと思うからです。
その過程で子どもの元々の持っている性格と親の対応が子どもの性格に合わなかっただけなのです。
自分は親としてはきちんと対応していると思っていても、親としての意識や姿勢、子どもの接し方に間違いがあれば、子どもに表れます。
子どもの育て方に問題があったのであれば、その問題で自分を責めるのではなく、子どもの不登校を通じて「親はいかにしてあるべきか」を学ぶ大切な機会であると考えることが大切です。
お子さんが不登校になりやすい親御さんの特徴はこちらをご確認ください。
不登校児の親の決定的な特徴と解決策を専門家が解説同じ兄弟でも、弟は学校も問題なく通っているけど、兄は不登校になっているなど、兄弟でも一人だけ不登校になっているケースがほとんどです。
そのようなケースですと、親の育て方はではないのではないか?と思われるかもしれません。
しかし、同時に不登校になっていなかっただけで、他の兄弟も不登校になる可能性があります。
お子さんの性格も兄弟でも違いますが、不登校になりやすいお子さんの性格に多く当てはまっている場合は、今後不登校になる可能性が高いので注意が必要です。
子どもに不登校の原因を聞いても分からない
不登校の原因を子どもに聞いてもは分かりません。
なぜかというと、その時々によって子どもの主張も変わり、原因だと思っていたものを排除しても学校には戻れないケースがあるからです。
具体的な話をしますと、
- 友達と喧嘩した
- クラスメイトが嫌なことを言う(言っているように感じる)
- 給食が食べれない
- 先生が怖い
- 朝起きれない
- 学校まで遠い
- 朝気持ち悪くなる
など、あると思います。
低学年になるほど、聞く度に違ったり、その原因だと思っていたものを排除してもまた次から次へと出てくることはないでしょうか?
やはり、本人も何故行けないか本当の深いところはわからないのです。
親や先生が聞くので子どもは何か答えなくては、と直接的な原因を感じたまま、又は思いつくまま言います。
こちらで支援を受けた方の中にも、
- 子どもが転校すれば行けると言ったので、転校先の学校の近くに家を借りて転校したけれど、1日もいけなかった。
- 子どもが休み始め、学校までの距離が遠いと言っていたので引っ越して近くに引っ越したが、結局登校できなくなってしまった。
- 担任の先生が嫌で不登校になってしまったので、新年度から先生の担当する学年を変えてもらったが行けなかった。
など、相談に来られる方でこのようなケースは多くあります。
よくある質問:本当に病気の可能性もあるんじゃないの?
- 「本当に病気の可能性もあるんじゃないの?」
ここまでお伝えしてきましたが、それでも病気だから学校に行けないんではないか?疑問ももたれている方もいると思います。
病気についても、最近は学校で何か問題があったり、周りのお子さんと違う特性があるとすぐに病気を疑われたり、病院への診断を勧めることも多いです。
しかし、不登校になり初めは、本人も親も焦りやイライラが募り、子どもは信じられない行動を取ったりします。
例えば、包丁を持ち出して、「死ぬ!」と行ったり、家中を荒らしたり、発狂したり。
このような症状で心療内科等の病院にいくと発達障害、朝起きれない場合は起立性調節障害などの病名がついてしまいます。
また親御さんも病院の先生の言うことならと信じてしまい、お子さんを病人扱いしてしまうことで神経系に影響のある薬を飲ませたりしてしまうこともあり、薬に依存してしまう体質を作ってしまうことです。
私たちの支援を受けたお子さんの半数近くは、何かしらの病名がついていますが、そのようなお子さんも私たちの支援で全員復学しています。
不登校は病気ではありません – 病気だから学校へ通えなくても仕方がないと諦めているお母様へよくある質問:親が対応を変えるだけで登校するようになるのでしょうか?
- 親が変わるだけで学校に行けるなんて簡単じゃないか?
と思う方もいるかと思いますが、結論をお伝えすると、対応を変えるだけでは学校に復学することはできません。
※まれに対応を変えるだけで登校するお子さんもいます。
親の対応を変えるのは親が変わり、お子さんが年齢相応の自立し、学校に戻ってからの学校生活での様々な困難を乗り越えていく力をつけるためです。
学校に戻るためのきっかけ作りは第三者である私たちが、適切なタイミングで登校に向けてお子さんの気持ちを引き出します。
つまり、親の対応を変えるのは、継続登校や自立のための準備になります。
歯医者で例えると、虫歯にならない歯磨きの仕方や習慣を教えますので、身につけていただいた上で、私たちが虫歯を治しますというイメージです。
虫歯を治した後が重要ですので、再発しないように私どもは具体的に毎日対応をお伝えしています。
お子さんの不登校でお悩みの方は、諦めずにご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
復学支援の流れはこちらをご確認ください。
GoTodayの復学支援の内容・流れ
こんにちは。
3兄妹の子どもを持つ看護婦をしている母です。
長男(現・高1)次女(小4)の不登校で4年悩んでいます。長男はどうやこうやで行ってますが、次女はどう対応していいかわからずの今現在にいたり育児書や占いだったりと藁をもつかみたい思いでした。そしてやっとこちらの本を昨日発見。全くうちと一緒だ~っと共感でした。理由なき不登校。カウンセリングもうけましたが結局どうしていいかわからず、行ったかと思ったら行けなかったり、主人に相談しても私のせいだと言われ私のメンタルが崩れ別居となりました。
今は無理矢理でいいから連れてきて下さいと先生から言われており、学校まで送り玄関まで行くのですが帰ろうとするので先生が押さえつけてる状態です。しばらくするとケロッと何事もなかったように過ごしてるそうです。
悩み疲れました。
宿題、時間割、忘れ物、早く寝ないなどやれない結局母親のせいにされるんですよね
それが嫌で過保護になってたと思いました。
U.C様
書籍、ブログをお読みいただき、
コメントも書いていただきありがとうございます。
現在の状況拝見いたしました。
不登校は子どもの性格も関わっていますが、周りにはあまり理解されず、悩まれている親御さんも沢山いらっしゃいます。
ご存知かと思いますが、
お問い合わせよりご連絡いただけましたら、復学支援の面談など行っております。
[…] 不登校から継続登校が難しい理由 これが私たちが考える不登校の原因です。 […]