こんな「仲の良すぎる親子」は不登校克服に逆効果です。

GoToday 仲良し親子は不登校の近道?

「文責:小中学生復学支援・GoToday

こちらの記事は2024年2月5日に更新されました

家では楽しく会話できています!

休日に一緒に外出もしています!

面談をさせていただいていますと、「仲の良い親子」でいるご家庭が多くいらっしゃいます。

というよりも、他の支援機関からアドバイスされ、「仲の良い親子」でいなければいけないと思っている親御さんも少なくないと思います。 

結論をお伝えしますと、必要以上に「仲の良い親子」でいることは、不登校を克服するには逆効果であるということを知らなければなりません。

今回は、「仲の良い親子」では不登校は克服できない理由についてお伝えします。

小中学生復学支援GoTodayは不登校克服を専門に小中学生のお子さんの不登校でお悩みのご家庭に「親が変われば、子は変わる」という考えを基本に一家庭一家庭に合った支援を行っています。

GoTodayは2018年から活動を始め、毎年約40名のお子さんが復学しています。

毎日遅刻早退なく継続して教室へ通えるように、復学までの期間は3〜4ヶ月で復学し、継続登校できるまで支援を行っています。

GoTodayについての詳細は、こちらをご確認ください

2024.2.19更新

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友達親子にならない、子どもとの向き合い方

まず、甘やかすことが愛情の表れであると勘違いしないようにしてください。

不登校のご相談に来られる方で、友達のような親子でいるご家庭も多く見られます。

仲の良い親子関係が悪いとは言いませんが、親が子どもに子供扱いをされていることも多く見られます。

このような関係になると、子どもにとって都合の良いことは、仲良く楽しく良好な関係に見えますが、子ども自身にとって都合の悪い話になると、反抗したり、キレて暴言を吐いたりすることも多くあります。

このような関係は、親子の関係というよりも、子どもにとって都合の良い親としか見られなくなり、父親が子どもに非常識なことを注意しても、効き目がないということが多々あります。

親が、子どもを褒めてヨイショして育てていくうちに、子供は親を自分よりも下の立場と考え始めます。

本当に頑張った時に褒める。

それが子どもの心に響くのであって、年がら年中褒めていたら、子供は褒められないと折れてしまうような弱い心になってしまいます。

子供は何かあったら親が守ってくれる。という安心感の上で成長していきます。

親子は、仲の良い友達のような関係を築こうとする以上に、子どもが本当に苦しい時には、子どもを守るという姿勢や考えを親はもつようにしてください。

お子さんの自立のために年齢相応の親子関係を作っていくこと

学校に行かず、家にいるお子さんを見て心配する以上に、不登校であっても、

「家では楽しく会話できています

休日に一緒に外出もしています」など

子どもと仲が良い」と安心している親御さんも少なくありません。

中学生であれば、特に男子は、

親なんか鬱陶しい

うざい

と思うのが当たり前です。

中学生のお子さんは親に対して心では感謝の気持ちがあっても、口には出さないです。

中学生で親に向かって「ありがとう」と言える子のほうが少ないと思います。

他の支援機関に行きますと、

好きなことをさせてください

エネルギーが貯まるまで待ちましょう

など、言われてしまう方も少なくないと思いますが、お子さんが不登校になり、機嫌を損ねないようにするご家庭が多く見られます。

親子で仲が良いと言っても、お子さん自身にとって不都合な話は聞かない。

親が叱るべき時に叱っても、お子さんは全く聞く耳を持たないということがほとんどではないでしょうか?

このような状態では、適切な親子関係が作れていないということす。

親子ではなく、友達と仲良くできる子に

本来はお子さんが社会で自立して生きていけるように育てていかなければいけません。

厳しい言い方になるかもしれませんが、お子さんが親離れしようと思っても、親が子離れしたくないから、 子どもが自立しないように、育ててしまっているようにも感じます。

それではいつまで経ってもお子さんは自立していきません。

不登校を克服することは、難しいことはなく、

親が変われば子は変わる

というシンプルなことなのですが、

他の機関で言われる

待ちましょう

見守りましょう

など言われ、時間が経っても状況が変わらず、親御さんもどうして良いか分からなくなってしまうことがほとんどだと思います。

お子さんも自分の気持ちがわからなくなってしまい、状況が悪化してしまうこともあります。

一人で悩み、一日中家にいるお子さんが、夜寝れない、朝起きれなくなる。または、暴れたりする。のは当然のことですが、

病院に行きますと「お子さんは~障害です」などと言われてしまい、不登校は非常に難しい問題に見えてしまいます。

不登校を克服するためには、親子で楽しく仲良くすることよりも、お子さんの自立のために年齢相応の親子関係を作っていくことです。

一日でも早く、お子さんが学校に戻れるように、私たちは、どのような声かけや、考え方をすれば年齢相応の子育てができるのか?

具体的に毎日指導させていただいています。

お子さんの不登校でお悩みの方は、諦めずにお問い合わせください。 

2 COMMENTS

T.Y様

はじめまして。娘は、中学3年生の9月から不登校となりました。全く行けないわけでもなく五月雨登校です。原因は授業についていけないと言って不登校になったので学業不振だと思いますが、本当のところは、私もわかりません。明らかないじめや、担任教師とあわないなどはなく、本人も友達と話をするのは楽しいが学校生活は忙しすぎて苦痛だといいます。行かなきゃとは思っているようですが、行くと疲れた…と言って続けて行くことができないようです。仲良し親子…。確かに私と娘はかなり仲良しです。色々悩みも話してくれます。外に行くことも嫌がるので、誘って散歩やドライブに連れて行ったりしています。年相応の正しい親子関係…。私には子育てが、わかっていないようです。どうすれば娘を自立に導けるかなどかんがえていませんでした。娘が、笑顔でいるとうれしいので、なるべく無理をさせないよう、今はそっとしておこうと思っていました。暗い顔をしていると、鬱なのでは?と心配になります。
最近は娘が、学校に行かないからと不安になることもなくなりましたが、かえってこのままで良いのではないかと思う自分が、怖いです。私は娘を自立させないつもりなのか。娘は私立の高校進学を希望していて、専願で1月末に受験です。本人なりに勉強しているようです。
子育てについて、アドバイスいただけたら大変ありがたいです

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shinosan

T.Y様 

初めまして。

コメントいただき、ありがとうございます。

娘さんは現在五月雨登校しているとのことですね。

お母様のお気持ちお察しいたします。

子育てのアドバイスについてですが、ご家庭の状況や子育ての経歴、お子さんの性格等、詳しくお聞きしてからでないと、具体的なアドバイスができません。

そのため、申し訳ありませんが、こちらの誰でも読めるオープンな場所では具体的なアドバイスは行っておりません。

子育ての基本的な考え方は、GoTodayのサイトや、書籍をお読みいただけたらと思います。

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